2011年1月19日水曜日

実はね。。。って話@長いよ。



乾燥して寒い気候が続いているけれど、それでも外へ出たくなるような天晴れな晴天が続いております。
どーも御無沙汰してました。ゆき坊です。

ここんとこは色々色々もーーーーー色々ありすぎて書き切れない日々なのですが。
まずは書かなければいけない事をひとつ。

えーーーーーーーー。。。。。。
4月から長野へ行く件なのですが。
ここへ来て色々出てきた諸事情をキッカケに、今一度夫婦で胃に穴が空きそうな思いで話し合いを続けた結果、
もう一年コチラの市川に滞在し、長野での暮らしに向けて全力で、がんばる事に決めました。
年賀所にも新住所を記載したり、生徒さんや知人友人にも「長野へ行く」と吹いていた事もあり(年末までは本気で行けると信じていたので)
コチラとしても恥ずかしいやらちょっとカッコ悪いやらなのだけど、
今回の土地の出来事も大きな打撃となり、やはり長野での生活を始めるにあたっての準備が、
去年の1年では思うように出来なかった(進まなかった)事が大きな理由です。

当初は飛び込めばなんとかなる(飛び込んでからなんとかする)と思っていましたが、
私と旦那さん、大人2人ならば、飛び込み全身で苦労をあびる事も可能です。
むしろそれを望んでいるような所もありました。
ですが、今一度考えた結果、勢いで飛び込むににあたっても最低限の準備という物があり、
去年1年、具体的に古民家再生に向かい合ってきたからこそわかってきた現実もたくさんあります。

生活して暮らしていくには、家を最低限この状態にはしないと。
という所までたどりつけていません。
家の状態や暖房設備。暖房については薪ストーブを考えていましたが、今回の土地の件で薪の準備もできずじまいだったし、
車も現在所有の軽自動車1台というワケにはいきません。
少なくとも夫と私の2台(私も働く予定なので)必要になるし、それに伴い冬用タイヤなどの用意も必要になってきます。

細かい事を書くとキリがないのだけれど、ストーブも車も購入すべく、日々がんばってきたつもりでしたが
夏の大工さんへの出費もかさんだり、その他、予定通りにはなかなか思うように準備は進まず、
このまま勢いで飛び込むにしても、夫にも私にも仕事が見つかるかどうかなんて事は行ってみなければわかりません。
最初からわかってはいた事でもあるのですが、「賭け」に近い物があります。
町中ならともかく、地元の人でも仕事がないという現実。
自分達の畑で採れた物を売るにしても、ちゃんと野菜が採れるのかどうか、売れるのかどうか、
売れるだけの作物を作るほどの、農家のような広さの土地ではないので
これに生活をゆだねるにも無理があります。(モチロン今後農地を増やし、そこは目指していくのですが)

雑草を刈る草刈り機や今回薪用のチェンソーなどは買いましたが、今までとは全然違った暮らしを目指すにあたって
最低限必要な物、というのは今後もでてくる事でしょう。
税金や車検、保険なども含め、とにかくできるだけお金を貯めないと!という事もあり、
本当に、最低限必要な物、事にとりあえず対応できるだけの準備を今年は本気でしようぢゃないか!
という事で、今年長野へ引っ越す事が出来ない悔しさや挫折感を、その思いへぶつける事にしました。

なんか、セキララすぎて恥ずかしいやら情けないやらですが(汗)、私たち夫婦の中ではやっと心の整理も着き
納得して前に進む元気ややる気も出てきたところです。

がんばってもがんばっても前に進まなかったり足下が悪くて思うように進めなかったり、
急に上から大きな岩が落ちてきたり(たとえが悪いかな(笑))、
そんな日々に落ち込んで凹んだりする日もあるけれど、だけど、日々辛い事ばかりではなくて、
たくさんの楽しい事やすばらしい出来事もたくさんあります。
長野での古民家暮らしにあたっては自分達が望む夢なのであるし、その為に今できる苦労をする事は、
考えようによっちゃ幸せなのかもしれません。(当事者はそのまっただ中で辛いーと思ってしまう事もあると思うけど)

息子に苦労はかけたくないから、かーちゃんもとーちゃんも、がんばるよ。
そんな思いで駆け出す2011年になりそうです。
本気でやります。ヤルったらやるんです。
で!
そのがんばるにあたって、先日息子を今後保育園に預けられるかどうかの書類を提出してきました。
この話し合いをして、ぢゃあ保育園も検討してみるか。と、市の情報を検索した所、
必要書類を用意し提出しなければならない日が・・・え?!明日っっ?!!!(驚焦)
みたいな緊急事態になってしまい(なんかそれも私たちらしい。。)
慌てて必要書類に目を通したり、保育園に問い合わせをしたり、どんな働き方をするかを考えたりしつつ
同時進行で旦那さんの職場にも無理を言って提出書類を緊急で用意してもらったりしました。

その書類を手にして締め切りの日ギリギリの午後に市役所へ行きなんとか提出完了。
でも、私の仕事は自営で不定期なのもあり(教室)、しかも保育園はどこも待機児童がワンサカいる状態。
預けられる確率はかなり低いものと思われます。

でもまぁ、とりあえず出すだけ出したので、あとは結果を待ってそれ次第でまたどうやって仕事をしていけるかを
考えたいと思っている所です。
本当はまだ小さいこの子とは一緒にいる時間を大切にしたい思いもあるけれど、
今後のこの子との生活にも全てはかかっているから、結果を待ちそれによって出た結果でまたいい方向に考えたいと思う。

さーて、長くなってしまいスミマセン。。



写真は、昨日の晩ご飯と一昨日作ったお菓子色々と旦那さんへのバースデーケーキ。
旦那さんのお誕生日はその提出書類云々の日と見事にぶつかってしまい、かなりハードスケジュールな中、
友人のサポートもありなんとか作った。(提出しに行く時に息子も預かってもらい助かった!サンクス!)
お菓子は、メイプルクッキー、ココアのショートブレッド、ココナツとチョコチップのクッキー、コーヒーリキュール入りのパウンドケーキも作った。

昨日のご飯はお総菜や常備菜みたいなのをがんばって作った。
大根の煮物、小松菜のゴマ和え、人参のシリシリ(友人直伝、かなり旨い)、たたきゴボウのゴマ和え。
その他、食卓には出さなかったが煮卵や鯖の味噌煮、そしてオートミールの丸パンも焼いた。
ここまでするには理由がある。
私は明日から早朝バイト(@1時間だけの)を始めます。
家からすぐのいちご農家で摘み取りの作業。
子供を預けられない事情を理解してくれて、短時間でも雇ってくれた。(ありがたやー)
もちろん、旦那さんがいる時などにはもっと長い時間もお手伝いさせていただくつもり。

朝食やお弁当作りもなんとかできるよう、今後はこのような常備菜を常に用意しつつ、
旦那さんや息子にも協力してもらう。
家族の理解と協力あってこそ出来る事だけど、大変とか言いつつ、この常備菜作りがなんだか訓練のようでもあり
おいしくもあり、なにやら作業も楽しかったりする。
いちごの摘み取りも、いちど農家のバイトに出てみたかったからちょっと楽しみでもある。

今、自分に出来る事をやる☆
凹んだり考えてる時間はもったいない。
動きだせば、また何かが動き出す。そう信じてるし、その方が笑顔でいられるし、なんてったって楽しいから。

ではでは、ご静聴ありがとうございました。
夢みるおバカな私たちですが、これからもアホなりにがんばり前進あるのみ!
前に進まなくたって、たとえ後退したって、まだ歩ける足があるんだから歩くのをやめなければ
いつか楽園へたどりつけるさ☆

そんなワケで、まだ1年いますので、どうぞよろしくお願いいたします。



※ 写真追加
型だししてカットしたローズ石けん、先日仕込んだお日様せっけん、旦那と仕込んだ名付けて「殴り味噌」。

2011年1月13日木曜日

前に進んでいるぞ☆



変な話。ここ最近朝ご飯を食べた後に、大きい方のアレを催す瞬間があるのだけど、
そんなとき必ずと言っていい程ほぼ同じタイミングで息子も横できばっている。
いや、正確に言うと息子の方が数秒前からきばり始める。
生活習慣が同じだからなのか、食べてる物が似てるからなのか、はたまた過去にへそのをで繋がってたからなのかは謎なのだけど、
すごいなーって思う。生命の神秘としか言いようがない@朝からくだらない話でスイマセン。

さて、車のバッテリーは先日ご近所の方のおかげでなんとかエンジンがかかり、その後オートバックス迄ドライブ。
安いバッテリーを買い、その場で取り付けてもらえた。
当初ガソリンスタンドの人に出張で来てもらい直してもらう方法の半額以下で済んだ。ありがたや。

治った車で昨日はちょこちょこ用事を済ます。
なくなった灯油缶3つを積んでガソリンスタンドへ行き満タンにしてもらう。
これで寒い日も安心安心。
その足で今度は「やさしい野菜屋さん」へとレッツら・ドン☆
先月の石けんの売り上げの精算をしに行って来た。
ありがたい事に結構な売れ行き。(ありがたやでございますーー)
お店の方から「まとめて3つとか買っていくファンの方もいます。もぅこの石けんで体洗うのが毎日楽しみなのよーって言ってましたよ♪」
なーーんて話も聞いて嬉しいやらありがたいやら。
「香りが本当に良くて気持ちいいんですって」とも。
本当に、心から嬉しい。また喜んでもらえるような石けんを作り続けていこうと思う。

売り上げの小銭の方のだませんで、ご褒美に♪と行きたいパン屋さんへと行ってみる事にした。
ナビだけで行きたい所へ行けるのかを練習してみたかったし、気になるパン屋さんでカンパやバゲットを買い
試食をしてみたかったのもある。
近いようだったのでなんとかすんなり行けたのだけど、ナビが「目的地に到着しました♪お疲れ様でした☆」
とは言うものの、近くにはまったくお店が見あたらずに撃沈。
後ろから車が来てるので止って確認もなかなかできず、Uターンしたりグルグル回ったりしつつも
結局あきらめて、もう少し近場のパン屋さんへと行く事にした。(残念)
息子が寝てしまったので、もっと遠くのパン屋さんへと行こうかとも思ったのだけど、
帰宅してやりたい事もたくさんあったので数種類買って帰宅。

家に着いてからは、遅いお昼に焼きうどんを作って息子と食べて、邪魔される中なんとか
ネットショップの梱包&発送をし、ギリギリセーフで出してきた。
ネットショップの売れ行きは、お陰様でなかなか好調です♪
今後について色々考えさせられるキッカケとなったな。帰宅した旦那さんとも今後の指針について、
コーヒー飲みながら色々色々アイデアを出し考える。
こうして売れ行きや動向を見ながら次なる目標を決めていけるのは夢が膨らみ楽しいし、嬉しい。
もっともっと、どんどん石けんを仕込みたいのだけど、仕込み部屋に暖房がなくて早朝や夜の作業がしずらいのが難点。
息子の昼寝する時間もまばらになってきたし、どう上手く効率良く作業していけるかか鍵だと思う。

夜にネットショップの配送終了メールを送る作業をしてて気がついた。
今まで入金確認と発送済みメールを送ってたと思っていたのに最終確認の場所をクリックしてなかったが為に、
送れていなかった事に気がついた(>_<)! ああ。。。今までのお客様ごめんなさい。。m(_ _)m きっと「どうなってんのかなー」と思った矢先にポンと荷物が届いてしまっていたかと思われます。 反省反省。。。 そして、商品登録で送料の記入漏れもあった。これは今回送料が無料になった方へはサービスとして、 今後はまた間違いなどがないかをチェックしながらお客様とのスムーズなやりとり含めて改善していきたいと思う。 こうしてたくさんの事を経験しながら学習して行くんだろうな。 今後共、まだまだ未熟な「そらいろ農園」をどうぞよろしくお願い致します☆ 昨日は生姜のシロップを作った。今日は前に作ったゆず茶がひと瓶なくなったので、 また作ろうかと思っている。天気がいいので息子乗せて、用件すましに駅前までサイクリングもしようかな。 今日も充実したいい1日になりますように♪ 乾燥する日々が続きますので皆様も風邪などひかぬよう、ご自愛下さいね♪ ※ 写真、自家製大根のふりかけ、焼きうどん、夕飯で作ってみた「酢豚」ならぬ「酢鶏(@ムネ肉)」   酢豚(酢鶏)は初めて作ったけど、なかなかおいしく出来た。

2011年1月10日月曜日

お知らせと近況など。

ゆき坊石けんどれでも500円均一セール!

昨日車のバッテリが切れた。
そして続けてパソコンが壊れた。災難続き。

凹んでる場合じゃないので何かできる事をしよう!景気づけよう!エイエイオー!ってなワケで、
ゆき坊石けん、新春特別企画として今日から10日間のみ、大きい方の石けんを全品500円で
ご提供してみる事にしました☆
今まで使ってみたかった方、ぶっちゃけ「高いよなー」って思ってた方はぜひともこの機会にお試し下さいませ。
ちなみに↑のアイコン?は夫の手書き。
「俺たちらしさを出そうぜ!」って意気込んでコピーの紙に一生懸命書いてスキャナしてた。
当初私に「書いて」と言ってたのに、息子にかまけて疲れて私が寝てしまったので
見かねて自分で書いたんだな、きっと(笑)。

スマートなオサレさにはかける?(夫よごめん)かもしれないけれど、
私はダンナさんのこのなんとも言えないタッチのイラストが好き。
意気込み、感じてもらえるといいな。

10日間限定です。どうぞどうぞ、よろしくお願い致します。

ゆき坊石けんどれでも500円均一セール!

「そらいろ農園ネットショップ」~ていねいな暮らしとやさしい野菜のお店~
http://shop.yukiboulife.com

昨日はそんなんで、当初車で行く予定だった友人宅へはチャリンコで向かった。
お年始にお呼ばれで、ダンナさんが腕をふるってご馳走してくれると言う。

寒空の中、久々の家族みんなでのチャリは心地良かったし楽しかった。
思い返せば私たち夫婦は、以前どこへ行くにもチャリでがんばってきたんだったっけ。
閉店前の安売りめがけてマフラーぐるぐる巻きで、牛乳や肉や魚を買いに行っては喜んでいた。
そんな時のハングリー精神を思い出した。
こんな時に限って色々な物が壊れたり、物事がうまく進まず空回りばかりなのだけど、
温かいメッセージや嬉しいコメントも頂いたりなんかして。
悔しさや逆境をバネにして進んで行くのが私たちらしいよね。
そんな事を思いながら激チャリ。思いの外早く着いた。
たぶんアスリート並の漕ぎっぷりだったと思う。



着いてダンナさん作のごちそうにありつく。
んもぅハンパないおいしさ!!!
ボリュームもあって最高だった!(本当においしかったよ、ありがとうーー!)
激チャリでお腹すいてたのでいっぱい食べた。
そしてダンナさん同士はパソコンの相談や話など。そして私は彼女といつものように、
夢から始って好きな本の話やお店の話からそこに載ってたこんな言葉が良かったとか
精神論にまで及び共感しまくり。。。
この辺の感覚が似てるからいつもじわーんと充実感に満ちあふれる。
そして、ずっと気になってたのに名前が思い出せないばかりに探し出せなかった方の本がこの家にあった。
こないだは彼女が私の家に来た時に、なにやら図書館で借りてて返してしまったのだけど、
また読みたい場所があって気になってたという本が家にあった(ちょうど私が借りてきたばかりだった)という事があった。

何でも話せて共感できて、色んな事をわかっててくれる貴重なありがたい友達。
おいしくて満足で帰りの道も楽しかった。
色々いやな事があったけど、なんだか久しぶりに忘れて笑えた感じ。

そして今日は朝からご近所の方に助けられ、バッテリーを普及させようとするもなかなかうまくいかない。。
もしかしたらそう取っ替えかな。
今はお隣さんからお借りした機械で受電?(補充?)中なので、もういっかいだけがんばってみよう。

北風が寒い。
でも、きっと春は見えないところで近づいて来ている。
試練はきっと人を成長させてくれる。
こんな時は、寒さに体を小さく縮めながらもそのうちやってくる春を楽しみに待とうと思う。

2011年1月8日土曜日

明けました!おめでたいのに切ない幕開け2011@長いよ。



すっかり年も明けたと言うのにご無沙汰してました。ゆき坊です☆



年末からはダンナさんの実家へと行き、いつものように紅白など見ながらの楽しい年越し。
たくさんのご馳走を頂きつつ、1年を振り返ってみたり、新しい1年に向けての希望を新たに胸にした。

そして、年も明けて間もない2日の朝。私たちは長野へと発つ。
母も一緒に来てくれると言う事で、元気な息子の子守も万全!意気揚々と出発した。
今回の用件は「薪の確保」。古民家ではそのうち薪ストーブを取り入れたいと思っていて、
その薪を切る。もしくは切る練習も含めてとにかくいちど、どんな感じなのかを山林にて試してみるつもりだった。

行くきっかけになったのは、年末に長野の森林組合の方から連絡があり、なにやら私たちの所有している山林の木の、
切り捨て伐採というのをしてくれるという事になったからだった。(行政から伐採のお金がでるらしい)
電話でダメもとで「今後薪を作っていきたいので同行して伐採作業を見学してみてもいいか」と聞いたらオッケーとの事だったので、
その後切ってもらった木を小さく切る作業、そして、それを斧で割る作業を試してみよう!と、
年末31日にチェンソーと斧を買い向かったのだった。
薪は乾燥している冬に伐採して、切った木を最低でも1年は更に乾燥させないといけないらしいのでとてもいい機会だと思ったし、初心者の我々が、ぶっつけで山の木を切るのは危険とも思っていたので
切り倒してもらった物を切るくらいからがちょうどいいと思ったので、ありがたいと思った。



長野入りしたのは2日の夜。
その日は途中で買ってきたお弁当を簡単に食べて、その後すぐに地元の温泉へと行って帰宅後はすぐに寝た。
翌日からは、また久しぶりの部屋の掃除と片付けに精を出そうと、みんなで布団をくっつけて寝た。
風呂上がりに見た星空がすごくきれいで、その余韻にひたりながら眠りについた。
寒いけど、札幌時代を思えばまだがまんできる範囲だなんて、多少余裕ぶりながら眠りについた。

が、翌朝長野の寒さ。いや、古民家の寒さの現実を知る事となる。
水道の水も、湯沸かし器のお湯もでない。もちろん洗濯もできず。
電熱線巻いていたのに1カ所コンセントが抜けていたのでそのせいかも。
でも、水とお湯がでないのは去年の2月に体験済みなので、とりあえずすぐに近所のわき水を汲んできて対応する。
ストーブにいつでもお湯を使えるようにスタンバイ。これでなんとか生きていける。

ゴミをまとめたり、部屋を片付けたり、途中休憩を挟みながらの作業。
母が息子と遊んでてくれるのですっごく助かった。
夏に来た時は、息子の相手をしていると何も進まないし、かと言って作業に没頭して相手にしないのもかわいそうだったので(危ないし汚いし)
楽しい笑い声が聞こえる中での作業は精神的にも安定してて、心底助かった。



午後になってくると水が勢いよく出だすので、それと同時に食事の洗い物や洗濯、そして掃除などの家事も
ソレー!という感じで始める。
これも母と手分けして進める事ができるので大助かりだった。
持ってきた食材を駆使しての夕食。
この寒い中では水が出るという事、お湯が出るというありがたさが身に染みる。
厚着して、みんなでストーブの近くに身を寄せながら食べるごはんはとてもおいしい。
普段普通になんとも思ってもない事に、心底ありがたみを感じた。
最低限の生活の中では、様々な事がありがたく、価値観がガラっと変わるみたいだった。

1日の締めくくりの温泉は、体を芯から温めてくれて極楽。
見上げる夜空にはかぞえきれない程の星が広がっていて、どんな有名な絵画も映画も足下にも及ばない程。
買ってきた地元のリンゴを食べて就寝。今までの人生で食べてきたどのリンゴよりもおいしかった。
息子もももっちも喜んで食べていた。
家族みんなで笑顔がたえない。寒いけど、間違いなく幸せだと思った。

長野入り3日目。
この日から仕事始めの森林組合のYさんと家のすぐ前で待ち合わせをして、早朝からダンナさんと一緒に山林へと出かけた。
夏に売り主さんと物件の仲介人に案内されて登った場所とは別ルート。
「車で行ける道があったんだぁ☆」なんて言いながら、険しい山道を登っていった。
喜んでいたのも束の間。道はどんどん狭くなり険しくなって、自分たちが今乗っている軽自動車ではとても登れないと思った。Yさんも「ここは四駆でないと無理ですね」と言った。

険しい道をかなり行き、体を揺さぶられながらもついた場所。
「・・・・・アレ?こんなとこだったっけ??」
Yさんに、自分達の所有地がだいたいここからここ迄ですみたいなのを聞く。
その間、私もダンナさんも、記憶の場所と結びつけようとするのだけれど、どうしても・・・・・違う。。。
案内してもらった場所は、昔リンゴ畑だったという広葉樹がある場所だったはず。
なのに、たどりついたのはかなりの傾斜のある日の当たらない針葉樹が広がる場所だった。
Yさんにも事情を話しつつ、夏に自分達が歩いて登ってきたであろう道を探すも見つからない。
腑に落ちないまま、とりあえず家まで戻って来て、Yさんと一緒にもう一度私たちが持っている山林の地図を確認。
やはり、今日見た場所で間違いないハズとの事だった。



売り主と仲介人に案内された場所と、実際に購入してた土地の場所が違う。
混乱し、不安になったのですぐに仲介人に連絡をとり来てもらう事にした。
昼頃に来た仲介人に事情を話すも、絶対に間違いはないと言い張るので、
ご迷惑かと思ったけれど、山林組合のYさんにまた連絡をとってもらい、さっき自分達が行った同じルートで
つれて行ってもらう事にした。
現れたYさんと共に、仲介人とダンナさんは出かけていった。
私は車に乗れないのと、家の作業を続ける為に家に残った。待っている間、ずっと胸騒ぎが止まらなかった。
程なくして戻ってきたダンナさんと仲介人は、玄関の前でかなりの間口論してた。
結局仲介人に連れて行ってもらった元リンゴ畑は、今はもう他者の物で、私たちの購入した場所ではなかった。
私たちが購入したのは(していたのは)、この日初めて連れていってもらった、険しい山道を車で行かねばならない
杉林だった。
私は行き場のない怒りを抑えながら、そのやりとりが終わるのをとりあえず待ってた。
玄関で片付け作業をしてた母は、聞こえてくるそのやりとりに怒りがおさまらず、数回出ていっては文句を言っていた。
もう泣きたい思いだった。
話が終わり、部屋に戻ったダンナさんに話を聞く。
仲介人は、自分に非がある事は認めたけれど、悪気はなかったと言い張り自分に責任義務はないという事ばかりを主張していたらしい。
話を聞いてた母もその対応に呆れると共に怒り浸透だった。
案内された場所と、実際に買ってしまった場所が違うと言う事は大問題だ。
でも、それをどうにかしようとか、謝罪の気持ちが一切感じられない対応に、私たちはただただ行き場のない怒りと
大きな不安に落とされてしまった。

私たちが購入したのは家を含めておよそ1000坪。
そのうち、山林の大きさは約半分の480坪ほどを占めている。
昔リンゴ畑だったと言う事を聞き、夢は膨らみ果樹を植えようと最初から計画してた。
広葉樹があった事もあり、薪ストーブの薪に使えるよね。なんて言って活用方法を考えていた。
なのに。
なのに、本当に購入してた場所は、薪には向かない針葉樹が広がる日の当たらない傾斜面。
しかも、今現在の車では、とても行けない場所なのだ。
車をポンと買えたらそれでいいかというワケでもなく、まったくの別物。話が違う。
この山林では、使い道が思いうかばない。。。

ひどい。本当にひどい話だ。
使えない。行けない土地になけなしのお金を使うつもりはない。
その後はダンナさんも私も母もみんな、生きた心地がしない時間を過ごした。
出るのは涙やため息ばかりで、たまに元気を出そうとしてみても現実の恐怖に落ちる。
使ったお金の無駄さかげんに身震いがした。

翌日。家を片付けて出発。千葉へと帰る。
途中の山道は地面に雪があり、タイヤが滑ってひやひやしたが、車を後ろから押したりしながらなんとか前に進み、
無事帰ってきた。

胃が痛い思いをしながら過ごす日々なのだけど、夕べ仲介人から電話があった。
この人の意見はあの日と変わらず、自分は悪くないを主張してたようだ。
悪気はなかったもなにも、案内された土地と実際の土地に違いがあった以上、責任義務はあるだろう。
その辺がまったく伝わってない。もはや宇宙人レベル。

今後、どうなるのかまったくわからない。
今は売り主さんの答え待ち。
仲介人は、書類上、もう契約はされたので違反にはならないと言うが、
そんな事が許される世の中ならば、もう夢なんか見れなくなりそうだ。人を信じる事ができなくなる。

裁判なんかできるならばしたくはない。
私たちはただただ、慎ましく自然豊かな環境の中で、手や体を動かしながら、地に足つけた人間らしい暮らしを
家族で笑顔でしていきたいだけなのに。
どうしてこんな事になったのか。

今後、自分達の人生が、また笑顔で歩んでいけるものになってほしいと心から願う毎日だ。

とんだ年明けになったのだけど、なんとか希望を捨てずにがんばっていこうと思う。
長くて暗い日記ですみません。
でも、人生の中で出会う大きな壁のひとつだと思って、乗り越えるべくがんばっていこうと思います。