2013年3月14日木曜日

上田市「つながるマーケット」に参加。


いつも宣伝する時ばっかりブログ更新してて、最近ちょっと感じ悪くてどーもすいません、。
貧乏金ナシ暇ナシ、でも毎日なんだか楽しい、ゆき坊ですコンニチワ。

とか言いつつ、事前告知もできずに参加したチャリティーイベント。
3月10日に上田市丸子総合体育館で行われた、「つながるマーケット」にそらいろ農園として、
実は参加してきたのでした。



とにもかくにもこの2週間ほどは、お彼岸前なので花屋のアルバイトも忙しく疲労困憊。
それでも、休日にはお菓子作りや商品発送、鶏やヤギの餌の確保や息子を歯医者へ連れていくなど
色々ありまして。。。
当初は廃油石けんやリキッドソープや、エコソープなど色んなラインナップを考えていたフリマだったのですが、
蓋をあけてみれば前日に焼いた焼き菓子2種類と、卵ちゃんで参戦するカタチとなりました。
正直不本意。
それでも、参加する事に意義がある。
卵と一緒にお配りするそらいろ農園フライヤーは用意して、 あとは、会場での時間を楽しむ事にしました。

会場にはたくさんのお店が出店。手作り品を出す作家さんや、こだわりのお菓子や体に優しい食べ物、
暮らしを楽しくする品や不要品を出品する方々など、色んな商品であふれていました。

どれもがとてもリーズナブルな価格での提供。
いつもは固いお財布の紐も、ここで使うお金の半分以上は被災地への援助になる。
だからなのか、出店する側も、お金を落とす側も、わりとテンポのよいやりとりが繰り広げられていた
ように思いました。

私もいつもはほとんどお金を使いません。
昔はずいぶん散財し、いくらで物を買ったのか覚えてないようなバカ女だった頃もありますが(笑)、
今は自由に使えるお金がほとんどありません。
少しでもお金があれば、春撒きする野菜の種を買いたいし、家を修復する為の材料や道具のほうが欲しいです。
だから、自分の洋服なんて、買えません。
こっそり買うのも罪悪感でいっぱい(笑)。
自分のもの買うなら息子になんか買ってあげたいし。

でーーーも!!!!!(いい事いっぱい言っといてなんだが)
この日はチャリティ。買ったお金の半分以上が寄付される。
罪悪感ナシ。(←ここ大事)
というワケで、私もそこそこお買い物、楽しませていただきました。
グローバルワークのカラフルなニットのカーディガン、値切って300円。
エスニック系ワンピ、値切って200円。
アンティークなランプシェード(中にキャンドル入れてぶら下げて使う物)、100円。

買っちゃった!!
買っちゃった!!!(嬉)

値切ると寄付も少なくなるのでは・・・。。。という小さな罪悪感が今ここでブログを書く事により
自分で気づいてしまいましたが(スイマセンーーー)
気になるお店でおにぎり買ったりもして。
すごーーーく楽しんできたのでした。

 

そして、なんと!
我がそらいろ農園の卵とお菓子はすべて完売です!!ありがとうございましたーーー!!!
そらいろ農園卵の卵黄入れて作った鳥のカタチのクッキーは、子供達に人気がありました。
残った卵白で作ったフィナンシェは、大人に人気。

卵はたくさんの人が興味を持ってくれて、手書きのチラシも手渡しできた。
被災地から避難している人達の暮らしをサポートしているボランティアの方とも
お話できた。
皆さん安心して食べれるものを探してるとの事。
今度そういった方々での集まり会もあるので、そしたら野菜や卵を紹介したいのだがとの事。
私達自身も、震災以来、食への意識が変わった事も含めてお話させていただき、
まだまだ未熟なひよっこ農家なので、野菜はどれだけ出来るか、正直まだわからないのだが、
ぜひとも喜んで協力させていただきたいとの想いを伝えた。

他にも、障害がある方の施設で、長年食事を管理していた栄養士さんにもお会いした。
そのオバチャンは、そこで使うお野菜や卵やその他色々を、オーガニックにしていたらしい。
うちの卵を見て、「こういういい物使うとね、やっぱり体も違ってくるんだよね」ってお話して下さった。
私はすごーーーく共感して、「子供やお年寄りの施設もそうだし、その他食事に関わる方みんなが、そういう意識を持ってくれたらどんなにすばらしいか!!」みたいな話をして、かなり盛り上がった。

オバチャンは、「この卵の黄身を味噌漬けにしてみるわ。新鮮でおいしい物じゃないと出来ないの」
と言って、10個購入して帰って行った。なんだか私は、買ってもらった事よりも、
そういう栄養士さんとここ上田市で出会えた事が、なんだかすごーく嬉しくってずっとしみじみしてた。

卵だけでなく、他にも。
50円で出していたネックレスがいくつかうちのブースにあったのだが、
小学1年生くらいの男の子が、プレゼントにしたいのでどれがいいかと訪ねてきた。
「おかーさんに?」と聞いてもなぜだかテレて、ろくな返事が返ってこない(笑)。
「君が一番、その人に似合うと思う物をプレゼントしてごらん?」 と言ったら、
薄いパープルのビーズのネックレスに決定。
そして、お財布をあけてその少年は言った。
「50円だすと、もぅあと30円しか残らない」。
・・・・・・・。かわいい。かわいすぎーーーる。
ワタクシゆき坊、この少年の言動にキュンキュンしっぱなしだったので、
「じゃあ、30円にしてあげる、そしたらあと残りが50円になるよ」と言った。
遠慮する少年。
でも結局うれしそうに「いいんですか?」なんて言う。
かわいいので私はそのネックレスを30円で売り、「自分の物買わずにガマンして、いいプレゼント
買ったね♪エライからこれあげる♪」と、鳥のクッキーをプレゼントした。

またもや「いいんですか?」と戸惑いはにかむ少年。(このハニカミがたまらんの乱)
「ネックレス、きっと喜んでもらえるよ♪」と言い、私はその子とバイバイした。

あー。フリマの神様ありがとう。
他にも書ききれない程たくさんの方々とのやりとりがあり、そのどれもこれもが素敵だった。
色んな活動している方や、作家さんなど、魅力的な女性達もいっぱい私に話しかけてきてくれた。
私は実は体調が絶不調だったので、のぼせる頭で喜びをグラグラさせながら、
またこの人達と出会いたい、つながりたいなって、心から思った。

アロマの専門書(かなりマニアックな物を私が出品)を手にとった女性。
羊の毛を紡ぎ、それで帽子やルームシューズを作ってる女性、(彼女は福島の子供達が
上田市に来て、思いっきり遊べるような企画の活動もしている)
「信州上田リフレッシュ合宿実行委員会」 http://nagano-kodomo-support.net/about/memorys2011.html

羊をいっぱい飼ってて、つむいでそれを糸にしてる会社?(見学も可能だとか。名前聞いたが・・忘れました。誰か教えて)
養鶏を営んでる女の子とは、フェイスブックでやりとりした事はあったが、会うのは初めて。
やっぱり素敵なかわいい女性だった。
上田の地域通貨の話や、移住者向けの情報をたくさん教えてくれた美人さん(こちらも名前わからず)。

和太鼓も良かったし、アフリカンドラムもダンスも良かった。
いいエネルギーに満ちた会場には、本当に素敵な方々が集まっていた様に思う。



(写真は、フリマで買ったオモチャのバイオリンを持って、太鼓やギターの生歌生演奏の
行列についていく息子(将来オレはミュージシャンになるとか言って家を出て行く姿を親はこの時妄想(笑))

私達は、今回売れた金額の約半分を寄付。
一緒に参加した丸ちゃんは、この日売れた全額を寄付してた。
そして丸ちゃんから、後日メールが。
「先日はお疲れ様でした。出品したたくさんの品物を寄付してくれた知人友人に、お礼の
お菓子を渡したいから、作ってもらえないだろうか?その金額を、お米と物々交換というのはどう?」
(丸ちゃん!いいねソレ!お菓子喜んで作るから、有機米、いっぱい下さい(笑))

たくさんの人とのあったかい繋がりが見える。
その繋がりは、つながって、つながって、被災地へと届く。
そして私達へも、届く。

とっても素晴らしいイベントに参加できて、 本当に、良かった。
この次は、もっともっと、魅力的な商品も準備して、参加したい。
ずっと、つながっていきたいな♪と、心から思える素敵なイベントだったのでした。



(「ハレノヒ」さんの、玄米のがらあげ巻き。モチモチしてて、おいしかった)