2014年8月4日月曜日

日々の営み。

2014年8月4日。長野県に移り住んで、3度目の、夏。
今日はどうもジメジメして蒸し暑い。

久しぶりの日記だ。書く書くと言いつつなかなか書く時間もとれないブログだけれど、
なんだかまた書きたくなったのは、友達が久しぶりに日記を更新したのを今朝見たからだ。
家族ぐるみで親しくしていた友人の、なにげない日常のひとこまの中にある、
ちょっとしたおいしいや、うれしいや、子供の成長を垣間見た。
影響されて、私もちょっと、うれしくなった。

日記を書けない理由の事を、友人はこう書いていた。
「自分の事をみてほしいっていう気持ちが薄れてきたのだ」と。
私もなんだか今その気持ちがすごくわかるのだ。
一時期は発信したくてしたくてたまらなくていた。
自分の日常や毎日の事や、やっているを知ってほしい、見てほしいという気持ちが強かった。
今も私はきっと書く事がすきだし、見てほしいという気持ちだってある。
けど、それよりも日々の「日常」を、いかにまじめにまっとうできるかどうか、というか、
現実の世界でいかに生きれるか、という事のほうに熱心になったように思う。

だからなかなか書けないような気もするけれど、書きたいような。
複雑な心境になった今日この頃。
逆に書きたいなと思うのは、今私が置かれているこの生き方や日々の過ぎ去っていく
出来事が、かなりキラキラと輝くドラマチックなものであるからだ。
箇条書きでもいいから書ける時には書いてみたい。
田舎に移り住んでからというもの、私たち家族の日々はどんなドラマや映画よりもおもしろい。

いい事ばかりなんかじゃない。悔しかったり、切ない出来事だってたくさんある。
自給自足だとか、田舎暮らしだとか、手作りの毎日だとか、言ってしまえばカッコよく聞こえるけれど
実際は泥臭い、手に汗にじむような毎日かもとも思う。
だけど、昔心にいだいていたような空虚感はまるでなく。
地に足つけて生きているといった実感があるのは、まぎれもない事実である。

いい事も悪い事も、かっこ悪いのもなにもかも等身大の自分に違いない。
かっこよくなりきれない私たちの暮らしの中にある、日々のあれこれ、葛藤そのものこそが、
私たちの抱いてた挑戦。田舎暮らしだった。
田舎暮らしのチャレンジの中に見つけ出す、様々な出来事に、生き甲斐ややりがいを感じているし、
逆に言ってしまえば、特別な事を望んでいる訳でもない。

うーん。。まとまらなくなってきた(笑)。
とにかく、現在進行形。日々の暮らしを営み作り出す事、そのものこそが、
私であり、家族であり、生きている、いきてゆく、そのものなのである。

さーてと。
何から話せばいいかわからないけれど、ちょっと思い出せる最近の事。

猫のるるが死んだ。
1才もみたないで死んでしまったるる。
とつぜん様態が悪くなり、なけなしのお金はたいて2度病院へ行ったが、駄目だった。
何か異物でも食べてしまったのか、腸閉塞の疑いもあったけど、
手術しなければわからないし、手術に耐えられる体力も、そしてお金ももう限界だった。
短い間だったけど、最高にかわいい猫だった。
今も記憶の中で首もとで眠る、るる。
天国ではももっちと仲良くするんだよ。
また会いたいな。本当にかわいかった。ありがとう。

山羊のシロはお肉になった。
子供のメス山羊は、2匹ともお嫁にいって、それぞれの飼い主さんにかわいがってもらっている。
我が家に烏骨鶏が仲間入りした。
訳あって飼えなくなった方からお願いされて、半ば人助けのつもりで連れてきた
鳥たちだったけれど、そのうちの何匹かを締めてお肉にして食べた。

猟友会の先輩と共に、罠にかかった鹿やイノシシを解体してお肉にして食べた。

この1ヶ月だけで、どれだけ命と向き合ったのだろう。
同じ命。それでも、ペットとしてお医者へつれていく命と、肉にして食べる命がある。
この辺は、とても書ききれぬ思いでいっぱいなんだけど・・・・・。

命と向き合いすぎて、辛くて悲しくて、旦那さんと涙した日もあった。
人間て、自分て、食べるって、生きるって何だろうって考えた。
考えたけど答えってあるのかな。
結局は自分の腑に落ちるところまでもっていって生きていくだけなんだけど、
どんな命だっておいしく食べていきていくんだって思ってる。
生きる事は食べる事。
きれい事じゃない、私たちがあまり知らない食べるの裏側を、本当の意味で知っていく毎日だ。
だから今日も胸はって生きる。
いただいた命を無駄にしないように、いただいたエネルギーを前向きな物にする為に。

ちいさな事で悩んで泣いて、また笑ったり感動したり、そんな事ができるのも、
日々、食べているからなんだもの。

私たちは今、作る暮らしをしている。
生きる為の、暮らす為のなにかを毎日作っている。
そんな、暮らしに必要な物を作る暮らしが、今はなんだか心地よい。
その作り出した物に、いいねって、言ってくれた方に、
私たちが作る物や必要としている物を、お裾分けして、それで生きて生かされている。

かっこよくなりたい訳じゃない。おしゃれなんかとほど遠い物作りの暮らしが今ここにある。
だけど、それでいい。
これからも、等身大の私たちの物作りは続く。
いきていく為に、つづいていく。

オーガニックのコーヒー豆を、ミルク缶で作った自家焙煎器で煎る。
汲んできたわき水でコーヒーを炒れて、絞りたての山羊ミルクでカフェオレにして、飲む。
これだけで。
しあわせな気持ちになる。

金曜からやってたギャラリーでのイベントも終わり、ほっと一息の今日。
また楽しい出会いがあったり、いろんな事が動き出している。
何かを行動にうつすのは、とても大事だ。
だいたいは、行動すれば、また何かが動き出す。
すべるかなとか、後ろ向きな事は考えず、やはり、何事も前へ進むべきとおもう。

そんな訳で、とりとめのない、まとまらない、こんな久しぶりの日記だけども、
まだまだつづきます。
またちょいちょい、書いていこうと思います。

※ ずっと使ってたパソコンが壊れて以来、写真ののっけかたが分からなくなってしまった。
またのせれるようになったらのせます。








2 件のコメント:

みー さんのコメント...

こんにちは
先日は美味しいお野菜とたまごとお菓子をありがとうございました。
いつもなら お菓子が大好きなマロンが真っ先になってゆき坊さんのお菓子を食べていたのに今回は病気で食べられなくて そんなマロンを見てるのがつらかったですが
昨日 マロンは天高くお空に旅立っていきました。
前にゆき坊さんがももちゃんんに宛てた記事を読み返し まさにその通りだと思いました。
るるちゃん 亡くなったのですね。
るるちゃんもこの大空を仲間たちと楽しく走り回っていることでしょう^^
なんだか 取り留めのないコメントになってしまいましたが
るるちゃんのご冥福をお祈りいたします。

ゆき坊 さんのコメント...

みーさんへ

レスがすっかり遅れてしまってすみません!
マロンに続いてルナちゃんと、うちと同じ時に悲しいお別れがありましたよね。
私のお菓子を食べてくれてたなんて、うれしいなーって今もこのコメントを読み返していました。
2代目まろんちゃんも元気でかわいくってなによりです♪
私もまた出会いがあったら、犬も猫もほしいなぁ。
寂しい時やふとした時に、今でも「あーこんな時にあの2人がいてくれたらな」って
よく思うんですよ。
アニマルセラピー。動物のかわいさ、いやしてくれるふわふわ、ほかほか。
やっぱサイコーですよね!って、思い出しながらまだふたりの体臭や体温を思い出せるほどです(笑)♪