2014年12月31日水曜日

良いお年を!!!















 あっという間に大晦日。
1年がたつのは。時がたつのは早いですね。ゆき坊です。

今年のそらいろ農園。
移住して3年目の田舎暮らしでしたが、ドタバタぶりは相変わらずではありますが、
念願のお米作りへの本格チャレンジ。そして私のアロマや石けんなどのレッスンなどもスタートし、
「やりたい事、自分たちらしい事で生計を立てる」という目標を、なんとかクリアできた
記念すべき年となりました。
(たまに声がかかればちょっとしたアルバイトには出ていますが、これもまたありがたいです)

できる様にになってきた事、新しく始めた事、まだまだできてない事や課題もたくさんではありますが、
とにもかくにも、今年も多くの出会いがあり、楽しく嬉しく、ありがたく、あたたかい。
そんな1年になったように思います。

日々自分たちの事や日々生きる為に精一杯で、まだまだ、良くしてくださっている方々には
なんの恩返しもできていない私達ではありますが、
応援してくださるお気持ちをありがたくちょうだいし、たくさんの事に思い切りチャレンジしています。

1年目よりも2年目。2年目よりも3年目。
そして来年は4年目。

手応え感じてる事もいっぱいあります。
まだまだもっとがんばりたい事も山ほどあります。
だけど、とにもかくにも、今年という節目を迎えて、がんばった自分たちに、
お疲れさん!がんばったね!という気持ちもいっぱいです。

日々働き続けてくれた体と心よ、ありがとう。
身を粉にしてがんばってくれた旦那さんにも感謝。
大人に付き合わせてばっかりで退屈な日々も多かったろうに、
いつも毎日に笑顔をくれてた息子にも感謝。

いつも心配ばかりかけてる互いの親兄弟にも(いつもおいしい物ありがとう)。
ママ友やその他、おつきあいしてくれた知人友人にも感謝。
仕事でお世話になった方々も、気にかけてくれてる皆さんも。
そしてイベントで出会った方々やレッスンに来てくれたり商品購入してくださる皆様も。

本当に、本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
みなさんのおかげで、今年1年、やりたい事精一杯やりながら、生きていく事ができました。
ありがとうございました。

来年はもっとやりたい事がたくさんあります。
やる事を増やす、というよりは、今やっている事や生活と、
もっと上手に丁寧に向き合っていきたいなという感じです。

とにもかくにも、今年1年、おつきあい本当にありがとうございました。

皆様、良い年をお迎えくださいね♪

※ 写真は来年の干支になれずに悔しいソラちゃん。
   最近我が家のデジカメの画像をパソコンに取り込む事ができなくなってしまったので、
   しばらくはブログの写真も過去からピックアップする事になりそう。。。

2014年12月3日水曜日

息子胃腸炎、そしてケータイが壊れる。。















(写真は先月干し柿作りを手伝う息子)

先日はネガティブ満載日記だったのに、文字にしてはき出したら結構すっきりしてしまった。
自分でも驚いた。
こういう時、いつも思うのだけど、本当に物事結構「気の持ちよう」なのだなと思う。
悶々モヤモヤ。なかなか抜け出せないでいたものが、天気ひとつ、ちょっとした何かが
きっかけでなんとか立ち直れたりする。
自分次第なのはわかっているけれど、それがなかなか。。。という事まで。
いったいなんなんだろうか。

懐かしい友人知人との文字でのやりとりも、やっぱり心励まされる。
みんなあの頃が過去になって、それぞれが知らない今を生きている。
続いていくんだ。何事も、いい事も悪い事も、すべてがいつか過去になる。
だから、やっぱり行き着くのは、今を一生懸命生きる事。
悩むのも、きっと一生懸命な証拠。
私は何事もスマートになんていかない、結構ぐちぐちウジウジ、小さな事にも
いちいち立ち止まっちゃって悩んだり考えたりしてしまう。
だけど、これが自分だし、たくさんの事を素通りしてしまう自分もなんだか違うと思うから、
めんどくさいけど、やっぱこれでいいのだ。
これからも、きっとぐちぐちウジウジやりながら生きていく。
そういう自分含めて全部丸めて受け入れていくしかないんだな。

とか言ってるうちに、また色々色々、いろんな事があった。

先週木曜、息子が夕飯前に嘔吐した。
結構な量をオエーっとやったので、私達夫婦は慌てふためいたが、
本人が精神的なダメージを受けるのを極力ひかえてあげたいと思い、
「大丈夫だよーこんなの洗っちゃえば平気だから大丈夫だよー」と
たぶん全然大丈夫じゃないのを隠せない変なテンションで伝えつつ、旦那さんは息子の洋服などの着替え。
私はゲ○の海と化したこたつ布団をテーブルクロス引きの芸人みたいな格好で
外へ持ち出し、カバーを外して、座布団なども同じようにしつつ、
風呂でその後手洗いをした。
吐いてスッキリした☆と元気になった息子は、残りの夕飯を一生懸命食べきったけど、
やっぱり夜にまた吐いた。

またまた芸人のような笑顔とやりとりしつつ、今度はボアシーツと布団をはがして
同じように階下へ運び、 またとりあえずの手洗い。
息子は吐いた事を気にしつつ、体が辛いのか、またすぐクタっと寝てしまった。
かわいそうに。園でウイルスでももらってきたのだろう。
翌日は地元公民館での石けんのレッスンだったけど、休んで息子を病院へ連れていかなくては。

夜遅かったけど、 レッスンに来てくれている友達にメール。
他の方たちの連絡先も調べて、翌朝には皆にレッスン延期の連絡をした。
生涯学習課や保育園にも連絡して、午前中に病院にも行ってきた。胃腸炎だそうだ。
幸いこの週末はイベントもなく息子と一緒にいられそうだったのでよかった。
来週後半には私の仕事も立て込んでくるし、息子も土曜には発表会がある。
無理させて他の子にうつしてもいけないし、しっかり治るまではしっかりつきあってやろう。
家でやる仕事もたまってはいるけれど、あとでなんとか帳尻を合わせれば良い。

病院から帰宅し卵の収穫。卵をしばらく抱いてる親鳥の横に、抱いてた卵なのか
今日産んだのかわからない微妙な卵がひとつ転がっていた。
旦那さんに確認しないとわからないと思い、とりあえず右のポケットに入れた。
ついてきた息子が寒がっているので、急いで家に戻った。
急にまた体調が悪そうだったので、慌ててソファベットを用意し布団を敷いて寝かせる。
バナナを食べさせて薬を飲ませ、おしゃべりしたりほっぺをくっつけたり、
チューしたり頭をなでなでしていたら、やっと安心して眠りについてくれた。

さて。発送が一件あるのだ。お菓子を2種類ほど焼いて、他の荷物や野菜と一緒に
7時までにはヤマトに持ちこみたい。
間に合うか自分。と、思ったらなにやら股間が濡れている。
いよいよ失禁かと思ったが(思ってない)、どうやら先ほどの卵がポケットで割れてしまったらしい。
「くさい」。今日の卵ではなく、温めていた無精卵だったようだ。
着替えたりのロスタイムも辛いが、なんと言ってもこの時辛かったのは、
同じポケットにケータイも入っていた事だった。
時間がない時間がない、間に合わない間に合わない・・・・!!!!!
悲しみもさておき、ケータイをさささっとティッシュや布で拭いて、
私はすぐにお菓子作りにとりかかった。
集中して2種類焼けたところで息子が起きた。
荷物が用意できたところで旦那さんが仕事から帰ってきた。
あれこれを話して、息子を託し、すぐに荷物を出しに車で出た。
あったかい鍋かうどんにでもしてやろうと、スーパーに寄って帰宅したのはもう暗くなってから。
ここのところ、日が暮れるのが早いので焦る。
すぐに鍋にしてうどんを食べた。息子はうどんではなくつくねを喜んで食べていた。

薪の風呂に入り、早々と息子を寝かせた。今日は吐かなくて良かったな。
なんて思いつつ、旦那さんと話をしてたらケータイの事を思い出した。
実は今日ポケットで卵が割れたのだとケータイを見せつつ、メールをしようと思ったら
ボタンがいう事を聞いてくれない。上下が反応ないし、メールのボタンを押してもなんの反応もない。
これは困った。。。。。

翌日にはすべてが作動しなくなっていた。

ま、話せば長すぎるのでこの後の流れはtwitterで(笑)。
https://twitter.com/momochi1030

まぁ、色々あるし、色々あるもんですが、今日から息子は元気に登園していった。
私も早速日常に戻るとしよう。
発送の焼き菓子も焼きたいし、明日のレッスンのプリント作りもしよう。
明日のアリオは材料や荷物がすごい大荷物になりそうなので、
忘れ物のないようにしなくては。

ではでは、みなさん、今日も1日、良い日でありますように。

あ!そうそう。今年のお米、おいしいのができました!どうぞご賞味くださいませ!
http://www.yukiboulife.com/sorairo/okome/









2014年11月27日木曜日

むずかしいお年頃?

http://ta.yukiboulife.com/images/nikki/2014/20141104_122724s.jpg


実は、近頃どうも心がザワザワ、チクチクしている。
このチクチク、トゲトゲは、いっしゅん何かで忘れたり消えたりする事もあるんだけれど、
何かの拍子にまた私に戻ってくる。

田舎暮らしを初めてから、 いい事も悪い事も、嬉しい事も。
あっっっっっっったまにくる出来事も数知れず。
だんなさんのお給料だけで、好きな事をライフスタイルにしながら
千葉でのほほんと暮らしていた頃にはあまり考えなかったような事で
神経をすり減らしてみたり、繊細に考えすぎたり、それでも「まけねーぞぉぉーう」と
胸はったり時には胸はってるフリとかしながら、私は今生きているんだと思う。

思うとおりに生きている。
牛歩だけど、いろいろよくなってるじゃないか。
自然はたくさん、大変な事だって望んでやってる事ばかり。
ガスなし生活をギャグでへりくだって「なくて大変だ-」なんて言うこともあるんだけれど
薪のエネルギーだけでお湯や調理をまかなえている事だって、
実はすごいなって。思ってる。

だけどたまに押し寄せてくるこの窮屈な感じ。
まだ渦中にいて十分に自分自身の心を分析などできるはずもないのだけれど、
たぶん、自分の望む今のこの生活、状態、変わってゆくスピード、その他いろいろがあるんだけれど、
それらを今の社会の中で、他のものと比べたり比べられたりっていう時があって、
そういう時に、「私はこれです、いいんですこれで。いいでしょこれで」って言える
強い自分が、いない事に問題があるのではないだろうか。

自分たちが望む生き方、価値観、世界がある。
それは、現代社会にはいまいちマッチしない。逆送すらするものだ。
やりたい、やってみたい。そう思ってきめた田舎暮らし。

子供の人生も道連れ。(小さいうちは)
だからこそやるんだ、というのと、だからこそへたな事はできない、みたいな。
自分の立ち位置も含めて、なんだか宙ぶらりんで、ゆらゆらと、落ち着かない。

私みたいなのは、きっと人里はなれた山奥とか、島とかで、
他と比べたり比較したりされたりする事のない世界で自分の好きな事を、好きなペースで
やっていけたらいいんだろうな。。。と、時に現実逃避に走ってしまう。

いやいや、長野に来て、新しい知人友人も増えて、楽しい出会いだっていっぱいじゃないか。
仲間と言える、思える素敵な友人だっている。
イベントに出ても、顔見知りが増えて、「こないだの廃油の石鹸よかったよ」とか
「 たまごがおいしかった」など、自分たちが作り出したもので、喜んでもらえた
生の声を聞くと、ものすごい嬉しい。嬉しくて嬉しくて、充実感に満たされて、
早く帰宅して旦那さんに教えたくなっちゃうほどだ。
そんな貴重な体験だっていっぱいだ。

そんな生活。かっこよく見えたり聞こえたりもするかもしれないけれど、
進んでいく事と進んでいかない事がある。
だって、毎日生きる事に必死で、生きるためにやらねばならない事に必死で、
その合間に物作りしたり、子育てしたり、日銭を稼いだりしているのだ。
家もまだぐちゃぐちゃ。改装にもお金も時間も手もなかなかまわらない。
頭の良い人なら、手っ取り早くもっと働きにでて金を稼げというだろう。

もちろんそれもわかるし、時々自分でもなにやってるんだろう。。って凹む時もある。
お金と時間。

認めたくないけれど、今の世の中お金がないと、無力だなと感じる事は多い。
今現在、身をもって、そういうみじめさというか、無力さにおそわれる時がある。
(だんなさんは反骨精神の塊のような人なので、こんなにネガティブではない(笑))
お金がなくても。。という素敵なライフスタイルやアイデアを提供してくれてる人だって、
私に言わせりゃ、いわゆるその道の「成功者」にしか見えず。。
もうちょっとなんつーか、いっぽ前に出て胸はって「金なんかいらねーーよーーーー!!!」
と、いつかは言ってみたい(笑)。

ま、ネガティブキャンペーン中なので、ネガティブな事ばーーーっか書いてみたけど、
今の自分、ちょっとアウトプットできたかな。

もがいてます。まだ。とくにわたしは。
バブルなんか下手に経験しちゃってるのとか、あとは私も40代という中途半端で
微妙な年齢になって、現状や老いを、うまく受け入れられていないのかもしれないな。
普通にいってれば、色々が安定して落ち着いてる年齢だと思うけど、
まだまだ、今の私はあまりにめんどくさい人間で、
知識や経験なんかが逆に邪魔をする。
もっと若くて素直だったら、もっといろんな事、何も考えずに飛び込めたり進んでいったり
するのかもなって思ったりもする。

これって更年期???
という自虐ネタも、外でウッカリ言っても、皆反応に困るし、すべるんだよね(笑)。
年齢、経験、知識、お金、時間。
それらとほどよいバランスでつきあって、向き合って、いけたらいいなって思ってる。

戦うべきは、弱い自分と自信のなさ。
胸はって笑顔で生きてくためには、やっぱりこうした壁をこわしていくしかないんだ。
わかってる。さすがに42年も生きてれば、壁にぶちあたってもがいた経験も何度かあるし。
蓄積してるくたびれた感情を、今の生活の中で上手にアウトプットして、
これまた蓄積しているいい事たくさんを、いっぱい抱きしめて進める自分になるように。

今日は文字に出せたから、いい日かもしれない。
ここんとこ、周りのものがみんなキラキラして見えて、それを遠くから眺めているような感じだった。
好きな事に目を向けて、楽しい事をしないとね。
心が元気でないと、できない事にばかり目を向けてしまって、
足下にあるきれいなものたくさんを、見逃してしまうから。

(写真は全然関係ないけど、旦那さんに作った昼食のおにぎり。青い空におにぎり。
今日の投稿は愚痴やネガティブですいませーん。)








2014年8月4日月曜日

日々の営み。

2014年8月4日。長野県に移り住んで、3度目の、夏。
今日はどうもジメジメして蒸し暑い。

久しぶりの日記だ。書く書くと言いつつなかなか書く時間もとれないブログだけれど、
なんだかまた書きたくなったのは、友達が久しぶりに日記を更新したのを今朝見たからだ。
家族ぐるみで親しくしていた友人の、なにげない日常のひとこまの中にある、
ちょっとしたおいしいや、うれしいや、子供の成長を垣間見た。
影響されて、私もちょっと、うれしくなった。

日記を書けない理由の事を、友人はこう書いていた。
「自分の事をみてほしいっていう気持ちが薄れてきたのだ」と。
私もなんだか今その気持ちがすごくわかるのだ。
一時期は発信したくてしたくてたまらなくていた。
自分の日常や毎日の事や、やっているを知ってほしい、見てほしいという気持ちが強かった。
今も私はきっと書く事がすきだし、見てほしいという気持ちだってある。
けど、それよりも日々の「日常」を、いかにまじめにまっとうできるかどうか、というか、
現実の世界でいかに生きれるか、という事のほうに熱心になったように思う。

だからなかなか書けないような気もするけれど、書きたいような。
複雑な心境になった今日この頃。
逆に書きたいなと思うのは、今私が置かれているこの生き方や日々の過ぎ去っていく
出来事が、かなりキラキラと輝くドラマチックなものであるからだ。
箇条書きでもいいから書ける時には書いてみたい。
田舎に移り住んでからというもの、私たち家族の日々はどんなドラマや映画よりもおもしろい。

いい事ばかりなんかじゃない。悔しかったり、切ない出来事だってたくさんある。
自給自足だとか、田舎暮らしだとか、手作りの毎日だとか、言ってしまえばカッコよく聞こえるけれど
実際は泥臭い、手に汗にじむような毎日かもとも思う。
だけど、昔心にいだいていたような空虚感はまるでなく。
地に足つけて生きているといった実感があるのは、まぎれもない事実である。

いい事も悪い事も、かっこ悪いのもなにもかも等身大の自分に違いない。
かっこよくなりきれない私たちの暮らしの中にある、日々のあれこれ、葛藤そのものこそが、
私たちの抱いてた挑戦。田舎暮らしだった。
田舎暮らしのチャレンジの中に見つけ出す、様々な出来事に、生き甲斐ややりがいを感じているし、
逆に言ってしまえば、特別な事を望んでいる訳でもない。

うーん。。まとまらなくなってきた(笑)。
とにかく、現在進行形。日々の暮らしを営み作り出す事、そのものこそが、
私であり、家族であり、生きている、いきてゆく、そのものなのである。

さーてと。
何から話せばいいかわからないけれど、ちょっと思い出せる最近の事。

猫のるるが死んだ。
1才もみたないで死んでしまったるる。
とつぜん様態が悪くなり、なけなしのお金はたいて2度病院へ行ったが、駄目だった。
何か異物でも食べてしまったのか、腸閉塞の疑いもあったけど、
手術しなければわからないし、手術に耐えられる体力も、そしてお金ももう限界だった。
短い間だったけど、最高にかわいい猫だった。
今も記憶の中で首もとで眠る、るる。
天国ではももっちと仲良くするんだよ。
また会いたいな。本当にかわいかった。ありがとう。

山羊のシロはお肉になった。
子供のメス山羊は、2匹ともお嫁にいって、それぞれの飼い主さんにかわいがってもらっている。
我が家に烏骨鶏が仲間入りした。
訳あって飼えなくなった方からお願いされて、半ば人助けのつもりで連れてきた
鳥たちだったけれど、そのうちの何匹かを締めてお肉にして食べた。

猟友会の先輩と共に、罠にかかった鹿やイノシシを解体してお肉にして食べた。

この1ヶ月だけで、どれだけ命と向き合ったのだろう。
同じ命。それでも、ペットとしてお医者へつれていく命と、肉にして食べる命がある。
この辺は、とても書ききれぬ思いでいっぱいなんだけど・・・・・。

命と向き合いすぎて、辛くて悲しくて、旦那さんと涙した日もあった。
人間て、自分て、食べるって、生きるって何だろうって考えた。
考えたけど答えってあるのかな。
結局は自分の腑に落ちるところまでもっていって生きていくだけなんだけど、
どんな命だっておいしく食べていきていくんだって思ってる。
生きる事は食べる事。
きれい事じゃない、私たちがあまり知らない食べるの裏側を、本当の意味で知っていく毎日だ。
だから今日も胸はって生きる。
いただいた命を無駄にしないように、いただいたエネルギーを前向きな物にする為に。

ちいさな事で悩んで泣いて、また笑ったり感動したり、そんな事ができるのも、
日々、食べているからなんだもの。

私たちは今、作る暮らしをしている。
生きる為の、暮らす為のなにかを毎日作っている。
そんな、暮らしに必要な物を作る暮らしが、今はなんだか心地よい。
その作り出した物に、いいねって、言ってくれた方に、
私たちが作る物や必要としている物を、お裾分けして、それで生きて生かされている。

かっこよくなりたい訳じゃない。おしゃれなんかとほど遠い物作りの暮らしが今ここにある。
だけど、それでいい。
これからも、等身大の私たちの物作りは続く。
いきていく為に、つづいていく。

オーガニックのコーヒー豆を、ミルク缶で作った自家焙煎器で煎る。
汲んできたわき水でコーヒーを炒れて、絞りたての山羊ミルクでカフェオレにして、飲む。
これだけで。
しあわせな気持ちになる。

金曜からやってたギャラリーでのイベントも終わり、ほっと一息の今日。
また楽しい出会いがあったり、いろんな事が動き出している。
何かを行動にうつすのは、とても大事だ。
だいたいは、行動すれば、また何かが動き出す。
すべるかなとか、後ろ向きな事は考えず、やはり、何事も前へ進むべきとおもう。

そんな訳で、とりとめのない、まとまらない、こんな久しぶりの日記だけども、
まだまだつづきます。
またちょいちょい、書いていこうと思います。

※ ずっと使ってたパソコンが壊れて以来、写真ののっけかたが分からなくなってしまった。
またのせれるようになったらのせます。








2014年1月13日月曜日

なんだかんだでこんな毎日。

数日前、ももっちを庭の柿の木の横に埋めた。

土が凍って埋められず悩んでいたのだけど、籾殻燻炭(もみがらを焼いて畑にすき混むととても良い)
を作り、その後暖まった土を掘り、旦那さんが埋めるスペースを作ってくれた。
死んでからずっと、毛布を敷いた段ボールに横たわっていたももっちだけど、
いつもと同じようにかわいい顔して寝ているようにしか見えず、
ストーブの横の好きだったスペースに置いて眺めては「まだ生きてるみたい」なんて言っていた。

いざ埋めようとしたら悲しくなって、ボロボロ泣いた。
もうホントに見える所からいなくなっちゃうんだって思ったら、
もう触る事も臭いもかげなくなっちゃうんだって思ったら泣けてきた。
横を見たら、旦那さんもボロボロ泣いていた。
それを見たら、また泣けてきちゃって、ふたりで最後のももっちをギューって抱きしめてお別れをした。

土をかけるのがかわいそうで、死んだ後にもどんだけ過保護なんだ自分なんて思いつつ。
フカフカにしたワラをかけてあげたあと、土をかけた。
手を合わせて、深呼吸。

「やすらかにおやすみ。いつか私も、みんなも、そこへ行くよ。足短いんだから、先に行って待っててね。」

そう言ってお別れをした。

お別れをして、今現在数日経った。
悲しかったし寂しかったけど、逆に、ももっちがいないんだから、前に進むのだ、という感じで暮らしてる。
強がりじゃなくて、 なんというか、自分の中で止まってた何かが動き出して、ゆっくりと、だけど確実な
心地良いペースで自分の中の何かが動き出している。
ももっちが未だ苦しそうで看病なんてしていたら、きっとまだいつまでも私の時が止まっていたのかもしれない。
そう思うと、本当に苦しむ期間が長続きしなくて良かったんだなっていう、
ももっちにも私にも、家族にとっても、それで良かったのだと、思える。ありがとう、ももっち。

さてさて、年明けから開始した福袋の受付が終わった。
なんだかんだで今年もたくさんの方からご注文をいただいた。(ありがたやー)
ぼちぼち心を込めて、ゆったりとした気持ちでご用意させていただきたいと思います。
この「ゆったりとした気持ち」というのが今年のキーワード。
忙しいし、忙しくなっていくので手は動かしつつも、心はおだやかに、物作りに向き合いたい。
がさつな気持ちで挑まなければならない時、私はなんだか悲しくなってモチベーションがとてもわかりやすく下がる。
登校拒否の子供みたいに、毛布被って「ヤダ。作らない。作れない。やらない。」みたいな気持ちになる。

アホか。と思うけど、本当にそうなる。
だから、生活のワタワタはそのままにこなしつつ、世の中のゴタゴタにも揺さぶられる事なく、
物作りには向かいたい。
食べ物でもなんでも物には作り手の背景が映し出されるんだと思う。
手にとってもらった時、使った時、食べた時。私のおだやかな気持ちが伝わるような、
そんな物作りがしたいって思ってる。

土曜日、息子を連れて、上田市で行われたジビエのイベントに行ってきた。
鹿肉の裁き方を見たり、燻製にする前の段取りを聞いたり、燻製にした物の味見などをした。
百聞は一見にしかず、という言葉に私は超、納得しているタチなので、
これは本当に行って、見て、味わえて良かった。
電話予約のエントリーが遅くなってしまったので、燻製のお持ち帰りのお土産こそないのだけれど、
貧乏な我が家にはこの参加費の1000円も痛い為、逆に良かったかもしれない。
あとは実践して自分で作れば良いのだ。今日持ち帰れなかった悔しさを胸に、
いつか旨い燻製作ってやる。へーんだ!!!(強がってます、ハイ。)

その後は鹿の角を使ってケータイストラップを作ったり、鹿の皮を使ってキーホルダーも作った。
キーホルダーを作る時、先生に、「鹿をつかまえて、皮をこの状態(肉などないキレイな状態)に
するには、何かコツなどあるんでしょうか?」と聞くと、先生は少々ギョ!っとした顔をして、
「ボクはねー残念ながら、こっち(クラフト)の先生でして、なめした物を買って作っているんだよ」
と教えてくれた。
あーそうかと思ったら「なめしに詳しい人はね」っと言って他の方を紹介してくれたのだが、
この方、以前テレビで見た事がある、25才の女猟師の方だった。

私がなぜ狩猟免許をとったのか、もし、貴重な命@鹿を捌いたら、そのあとどうしたいか、
というのを地元で仲良くしていただいてるおねーさまに熱く話していたら、
「ゆきちゃんとすごく同じ事を思っていて、それを実践している若い女性がいるよ」と、
おねーさまはその番組を録画しててくれて、見せてくれたのだった。
その番組にでていたのがこの日出会ったIさんだった。
いやー。長くなるのでもうはしょるけど(笑)、Iさんすばらしい。
やりたい事もやってる事も、かっこよすぎ!!早速FBで友達申請しておいた。
今後共、女目線の狩猟ネタ、期待しつつ、私も獣と共に生きてゆきたい。そんな感じ。

昨日は友人の家へおよばれして、行ってきた。
当初年末に収穫祭と銘打ってこちらから誘った宴なのだけど、
色んな意味でダメダメになり、延期になり、とうとう年をまたいでおよばれとなった。
感謝の気持ちを伝えたくってこちらから誘ったのに、
結局おいしいお料理をご馳走になりに家族みんなで出かけて行った。(こんな家族ですいません)
Kちゃんの手料理はすごくおいしかった。
食にまつわる話も興味深く、教えてくれた酵素ドリンクや漢方、びわの葉のチンキなど、
どれも興味深く、いっぱいしゃべったのにまだまだ話足りない程だった。
たくさんの話題を共有できる友人はありがたい。
私はたくさんの人と話がしたい。
それは、たとえ自分と話しや感覚が似てようが似てまいが関係ない。
違う者、他を認め、自分と同じだったり、違ったりするのも含めてそれを気負ったり
偏屈になったりせず、楽しく話せる人がいいと思うし、自分もそうありたいと思ってる。

今日は3連休の3日目。
旦那さんはスキー場のバイトへ早朝から出かけて行った。
薪ストーブに火をくべて。
部屋を暖め、自分は家畜の世話や行く準備をして慌ただしく出て行くというのに。
暖まった部屋に残った私と起きてきた息子。
ありがとう。
今年も一緒にがんばっていこうね。

さて、今日はこれから何してすごそうか。
息子と一緒に朝食でも作ろうか。
去年はオンとオフの区別がうまくできず、休みの日もダラダラと仕事に追われている事も多かった。
なので、今年の目標は、息子との休みは、なるべく息子と一緒に色んな事をしたり、
ちゃんと向き合ったりする時間を作りたい。
だから、まずは暖かい部屋で、パンケーキでもつくろうかなと思います。
皆様も、良い休日をお過ごし下さいませ♪

※ 色々いい写真もあるのだけれど、うまくくっつけられないので旦那さんが帰宅したら写真もアップします!









2014年1月5日日曜日

サヨナラももっち。

今朝、3時過ぎ。
我が愛しのももっちは天国へと旅立ちました。

ご飯も食べず、水も飲めず、排泄もできずに横たわり、
それでもなんとか呼吸をとめずにがんばっていたももっちですが、
夜中、苦しそうな声にならない声を何度もあげていて、
それはそれはかわいそうでなりませんでしたが
ふと気づくと、それは静まっていて、
冷たくなっていく姿がありました。

一緒に寝ながらずっと背中をなでたり声をかけたりしていたけれど、
正直死んだと気づいた時、ああ、よかったねって思ってしまった。
全然良くないし、もっともっとずっと一緒にいたかったけれど、
辛そうな時間が少しでも続かないほうがいいなって、
途中で何度も思って神様にお願いしたんだ。

甘えっ子でさみしがりっ子で、食べる事が大好きで。
なにより家族と一緒が大好きで。
ももっちといたおかげでたくさんの事に気づけたし、
たくさんの景色もみれた。夢だって現実になったよ。ありがとね。

みんなそのうちそこへ行くからさ、
おいしいもんいーっぱい食べて、昔みたいに
おしりとシッポをフリフリして、まっていてよね。

コタツにばっかりはいってちゃだめだよ。
犬ともちゃんと仲良くするんだよ。
食べ過ぎに注意してね。
また天国でいっしょにお昼寝、いっぱいしようね。

 たくさんの想い出も、色々な思いもあるけれど、
今はただ静かに、ももっちとの16年を噛みしめて。
感謝とありがとうを伝えたい。

目に見えるところにいなくてすごく寂しいし、
そのぬくもりとプニプニ、フワフワした体に顔を埋める事もできないし
臭いもクンカクンカできなくって悲しいけれど。

おかーさん、まだまだ夢に向かってがんばるからね。
ももっちの分も、おいしーもん、いっぱい食べてやるんだからね。
タケシやゆうやルルの事。
そしてそらいろファミリーを、これからもずっと、応援していてね。

サヨナラももっち。
一緒にいた16年間。私は幸せでした。
最高にかわいいパートナーでした。

本当に本当に、心から。



 ありがとう。






2014年1月3日金曜日

今年もどうぞ、よろしくお願いします!

そらの出産の記事から書いてないなんて、どんだけ余裕なかったんだ自分て思う程。
時がたつのは早いもんで、年あけて2014年。

皆様あけましておめでとうございます。
更新するだとか、また書こうだとか言って書いてはまた放置、書いては放置のこっちのブログなのだけど、
またチラっと書いてみる。

「そらいろ農園ブログ」 http://soraironouen.blogspot.jp/ が表向きだとすれば、こちらは裏という事で(笑)
1日にあった事だとか、最近の出来事だとか、心の内側の話とか、そんな日々の何気ない事を
たまに書けたらいいなと思っている。
何気に最近はゆっくり文章を書く余裕がない(時間もだけど、どっちかというと気持ちの余裕がないと書けない)
ので、無理せずささっと。頭が良いほうではないので文章も誤字脱字もあったり変かもしれないけど、
それでも簡単に、書きなぐる感じでも続けていけたらなと思う。

さて、そらいろ農園の記事でもふれたが、愛犬ももっちの体調が悪い。
実はもう体調が悪いのはちょいちょい前から兆しはあったのだけど、
年末年始にかけて、あれよあれよと悪化した。
足もたたない感じで排泄もままならず、たまに吐いたり便もいつもとは違う、なんだかチョコレートのような
ドロっとした物がほんの少ししか出ない。
これまで1度たりともごはんを残した事のない事が自慢だったももっちが、
今では何も食べれない。
一昨日の夜は、キャベツと鶏肉とジャガ芋を茹でてあげたら、おなかが減っていたのかよく食べてくれた。
安心して嬉しくて、今度からはこういうのを作ってあげよう♪なんて思っていたら、翌日からまた何も食べれなくなった。
水も飲まないので指にくっつけて口元へ運んでちびちびあげるがなかなか嫌がって飲んではくれない。

それでも1日に何度かヨタヨタと私の近くにおぼつかない足で精一杯の力を出して歩み寄ってくる。
私は毛布でくるんだももっちを抱き上げる。
ストーブの近くより、やっぱり私の膝の上がいいみたい。

変な話だが、今のももっちは臭い。
便のような臭いやその他、なんともいえぬ臭いが体全体からする。
シャンプーしてやりたいけれど、シャワーやお湯に耐えられるだけの体力があるようにはもはや思えないので、
ちょっとこのままでいいかなと様子を見ている。
でも、やせ細ったももっちのその臭い、それすら愛おしく、私は何度もクンクンしてチューをする。
この子のぬくもりと体臭に、何度いやされたかわからない。
そんな事を思ったら、今日は夜中に涙が止まらなくなって困ってしまった。
朝起きたら、もう死んでるのではないかと思うと切なくて切なくて、寝るのがちょっと。いや、かなり怖かった。

それでも今朝、起きたらまだあったかいももっちの体。
よかった。
今も膝の上でたててるこの寝息が、まるで今にも消えそうなろうそくの炎のようだけど、
いつ消えるその時も、こうやって抱きしめてあげられたらいいなと思うようにしている。

さて、ももっちの話ばかりでは切なくなるので、その他の話も書こう。
私ももはや一児の母だし、そらいろ農園は今も生きていくのに毎日綱渡りのような日々。
泣いてばかりはいられない。強くなれ、ゆき坊!

今日も朝早くから旦那さんは、スキー場のバイトへと出かけていった。
今年は3月まで、別の仕事ももっているのだが、このお正月の休みや他スケジュールを調節しながら
去年やってたスキー場の仕事を掛け持ちする事にしたのだ。
ニワトリの卵が需要に対して全然たりなくなってきたのもあり、すぐにでも増やしたい。
でも、小屋を建てたりするにも何にもなにせ初期費用が必要になる。
今年は知人から念願のビニールハウスも格安で購入させていただいた。
その代金も支払わねばならないし、2月には車検も、免許の更新だってある。
私もがんばらねば。

外へ働きにでればやりたい事をやる時間がないし、家での仕事だけでは食べていけないという状態で、アップアップしていたのが
去年ならば、
今年は野菜と卵と、その他私が今までやってきた事も含め、もっともっと定期的な収入になるように、
本気の本気でがんばりたい。
そして今年は、年末に出会った師匠(と、呼ばせていただきます!)の力を借りて、
お米も自給+販売もできる量を目指してがんばる事になった。
旦那さんも私も、今まで以上に全力でがんばるつもり。
もちろん足りなければ急いで外へ働きにでなくてはいけないが、とにもかくにも、勝負する。

ああ、こうして書いている今現在朝8時すぎ。
手が悴んで、うまくキーボードがうてない。
寒さもいよいよ本番になってくるが、どんだけ寒いかは、また次の機会に書くとしよう。

薪ストーブの薪が、また足りなくなってきた。
近所の材木屋さんから廃材をたくさんもらってきておいたのに、暖かく過ごすためにと
じゃんじゃん使っていると、すぐにこうなる。
年始までの期間を考えたら全然足りなかった。
つぎはいつでるだろう、廃材。
今日は、地元の漬け物工場へ、ヤギや鶏たちの為の、残渣ももらいに行かなくては。

写真もつけたいけど、ささっと文字だけの投稿になる事も多いと思う。
長文だし、なんだけど、田舎暮らしに飛び込んだ素人の備忘録の一例として、
興味のある方はたまに覗いていただけたらと思う。

ではでは、そんな私ですが、今年もどうぞどうぞ、よろしくお願い致します。