2011年11月4日金曜日

過去、現在、未来について。

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さて。何から書こうかな。・・・と、躊躇してしまう程、日記を書かなかった。いや。書けない日々を過ごしていたゆき坊です。こんにちわ。
久々の日記は、今までモンモンモヤモヤしていた気持ちを、セキララに書いちゃおうと思います。

311の地震から始まって、福島第1原子力発電所による放射能汚染は、私にたくさんの事を
今も尚考え続けさせるショッキングな出来事でした。
水道水に子供への基準値を超える放射能物質が出たのは以前記事にしましたが、そのショックは今も尚消えません。
忘れちゃいかん。消しちゃーいかんと脳ミソが、体が訴えてくるのです。

世間では今はもぅ普通の生活をしているかのように見えますがいかがなんでしょうか。
我が家にはテレビ(今後「洗脳箱」と呼ばせていただく)はありませんが、テレビの情報などは友人知人やインターネットから入ってきます。
原発情報しかり、TPPしかり、なかなか国民の声が届かないような気がするのは気のせいでしょうか?
利権にまみれた部分で人と人との意見がパックリと分かれるような気がしてなりません。
言い方は悪いかもしれないけれど、原発も、TPPも、モンサント社による遺伝子組み換え種(&枯葉剤)の問題も、
今今目の前のお金、そして便利という名の間違った魔法で根本的な、本当に大切にしなくてはならない事をものすごく浅はかに犠牲にしているとしか思えない事だらけに思えます。

こうした様々な事柄が、報道の差、つまりは「その人が何から情報を得、信じているか 」によって
意見や考え方が別れます。
偏ったり、間違ったりしたくないので、私も色々と情報収集し直したり、たくさんの物を見て
考えてきたけれど、「大切にしたい部分」により、意見は分かれ、
悲しいのは、その利権により多くの国民がおそらく思ってもみないような方向へと、
国策は進んでいく物と見られます。
そして、都合のいいようにまとめられた情報ばかりが多く目につく所に現れ、
知らぬうちに恐い事が、水面下でどんどん進んでいき、大切な物を失っていっています。
原発もそうでしたね。
廃炉うんぬんどうこうと言うよりは、知っていたかった。
そのメリットとデメリットも。

311以降、早めに目にとまり心にもとまったのは、
田中優さんや、小出裕章さん、武田邦彦さんなどの情報でした。(気になる方(もう知ってるって?!)はYouTubeやブログなども見て見て下さい)
今起こっている福島原発による汚染はチェルノブイリとはタイプが違い、
未だかつてない事故だったと思います。
そうした時に、「大丈夫」などという言葉は私の中には存在しない。
データはあれど、今まさに「今までなかったような汚染」が広がっているワケで、
それはまだ収束もしていない状態。
この状況に、「国が大丈夫って言うから」なんて感じで信用なんてしようがない。できないと私は思っています。
どちらかと言うと「最悪の状況」を考えた上での対策を、国にはとってもらいたかったけど、
それが無理ならどうすべきか。を考えなくてはいけません。
だって、影響してくるのは「命」や「健康」だからです。
すべての事は、命や健康あっての事だと思っています。
家や財産、地位や肩書きなんかは、健康な体と命あってのものです。だからです。


あー。。
ユルユルな日々を綴る日記だったハズなのに、こんな固い事を書き綴って、私も疲れます。
だから書けなかった。書きたくなかった。

でも。


色んな事があって、色んな事を知ろうとして、見えてきた事によって私は変わる事にしたのです。
今までは、あまりこういう政治的な事は興味がなかったと言うか、クチにしたりするのも
嫌だなと思ってました。
やわらかい言葉でキレイな事、優しい事を見たり感じたり、綴っていたいと思っていました。
原発の事を反対!とか言ってる人の記事を見て、正直「あーなんかこの人キツい人なのかなー」
なんて思っていたりもしました。
それでも、自分の身にそれらがふりかかった時に、初めてその方々が持ってたある種「怒り」のような
感情が本当の意味で理解できたような気がします。
政治的な一見苦手でよくわからないような事柄でも、結局は自分達の身にふりかかってくる事ばかりです。
「知らない」や、「誰かがやってくれる」、「考えているうちに時が過ぎちゃった」では済まされない事もあります。
 声を上げるのが苦手な国民性などもあるでしょうが、今一度、私達は大切にしたい物、
自分の事だけでなくて、地球や未来の事も考えなくてはいけない時にきているのだと思います。
「声をあげない」「行動しない」は、その反対の意見に同調しているのと同じ。
祝島の人が原発問題に関して言ってた言葉だったと思いますが、私も本当に、本当に今そう思う。



送られてくるメディアの情報を鵜呑みにするのではなく、「本当にそうなのだろうか?」と、
まずは疑問に思って知ろうとする事が大事なのではないかなと、心からそう思いました。
数ある洗脳の中で、まっさらな自分になって、本当に大切な物はなんなのか。
時々立ち止まっては考える。そうしないと、知らないうちに大きな流れと一緒になって、
自分の本来不本意な方向へと進んでいる可能性が大きい。


私にとって大切なのは、子供の命、そして地球です。(子供は自分の子供だけではなくみんな全て)
大げさでもなくて、かっこつけてるワケでもなくて、本当に色々省いていくとそこにたどり着きます。
健康な環境(地球や動植物)があって、初めて自分達の健康があり、そこに枝葉がついてくるのだと思う。
その1番大切なところを汚染され、今も尚おろそかにしている状況は、私にとってとても辛い日々となりました。
毎日が葛藤、苦悩の日々です。
どう生きていくか、模索してばかりいます。
環境汚染や食や日用品などの添加物や薬品問題、それらも今一度しっかりと知る必要があるでしょう。
目に見えない、五感で感じる事のできない放射能汚染が当たり前の環境に生きていかざるをえなくなってしまった今、
これら全てを含めた「複合汚染」という意味で、健康を脅かす物は増えたワケです。
だから、少しでも悪い物をなるべく体に入れないように、今いる自分とその環境を考えて
選んでいかねばならないと思っています。
※ 下写真は今読んでいる、その名もまさに「複合汚染」。かなーり勉強になります。ぜひ見てみて欲しい!


そして、またどこかの原発がドッカーンなんてなった場合には、悲しいけれどすべてを捨てて、
リュックひとつ担いで逃げる覚悟もしとかなきゃいけない。
なんて事も思っています。
長野への移住を決めたのは、夢があったから。
その夢は、「安全な物を食べたい(自分達で作りたい)」とか、「自然豊かな場所で子育てがしたいから」とか、
「水のおいしい所で暮らしたい」なんて思いがあったから。
その根本的な所を根こそぎ崩してしまった原発が、私は憎い。
福島なんて、まさに自然豊かな自給率の高い場所だっただけに、本当に胸が痛い。
こうした思いがあるのだから、私は今後、しっかりと声を上げ、行動していきたいと思っています。
デモにも参加するし、署名活動などにも積極的に参加していこうと思っています。
そして、知る事。
まだまだ知らない事もたくさんあるから、学習していかねばなと思います。

ではでは、久々の日記が結構重苦しい内容になってしまってスミマセン。
見ていて不快な気持ちになった方ゴメンナサイ。
これはあくまで私の気持ちです。
人には人それぞれの立ち位置や環境、見る物の違いや考え方の違いがあります。
人を変えるつもりはありませんが、今後もこうした自分の気持ちはハッキリと意思表示していきたいと思っています。

あースッキリした。
今後はまたこうした心の葛藤も含め、日々の暮らしを綴っていけたらなと思います。

ちなみに私の住んでいる地域、いわゆる「ホットスポット」と言われる線量の高い地域と目と鼻の先でした。
信号ひとついくと、まさにその地域。
文科省のデータでも明らかになったので腹くくりました。
恥ずかしいなんて言わないで、なるべくマスクもして歩こうかなと思っています。
ただ、2才の息子がどうしても嫌がってつけてくれない事だけが困ります。
1番心配なのは、君なのにねぇぇ。。。


※  堅苦しい内容なので、写真だけでも!と、写真は先日遊びに行った「マザー牧場」での動物や息子。動物たち、本当にかわいかったー。何もしらないこの子達の生き様はいつも潔い。私も動物のように生きていきたいと強く思う。同じ動物なのだから。

2 件のコメント:

のもこ さんのコメント...

ゆき坊の気持ち、よ〜くわかるよ!!
特にゆき坊はもともと自然のものにとても敏感だったから
人一倍悔しさと悲しさでいっぱいだろうと思う。
私はいろいろ無頓着なところもあるけど、それでも
ネットで日本のニュースを見ては泣くことが何度も
ありました。

改めて日本国民の上品なところ、とか(だって、こんな
ことスペインで起こったら皆なりふり構わず自分のこと、
自分の家族を第一にやっきになって行動するだろうし
政府にも怒って多分暴動が起こると思う)相手を
尊重するところ、とか美しいところにも気がつくことが
できたのですが、でも最近では「これだけバカにされてる
のに何故リアクションしないのだ?」とか「この状況で
危機感がなさすぎる」とか「汚染がれきを分け合って皆で
被爆するのが支援なのか?」とか疑問があふれっぱなし。
とっても心配です。

こんなに日本政府やらマスコミやら東電やらいろんな企業やらが腐っているとは知りませんでした。
人間って、お金ってほんとに醜いね!!

だけどこんな自分勝手をさせてしまった、今まで気が
つかなかった私たちもいけないんだなぁと反省してる。
政治とか社会のこととか無関心だったもの。

だけど今回の失敗をもとに、これからは黙ってない、
ちゃんと声をあげていきたい。
今のところ見事なまでに国民の声は無視されてますがね!!
なめるなよ!!

デモで不当に逮捕、とか聞くけれど、スペインでもよく
あるんだけど、そうやって抑圧しようとするとかえって
デモ参加者の気持ちというのは燃えるんだそうです。
日本人だとどうかわからないけれどスペイン人の友達が
「最後には国民の意志が勝つから大丈夫!!」って言い切って
くれたけど、だといいけどなぁ〜。テレビで洗脳されてる
人もいるしね〜〜。

玄海原発が再開したのはほんとにショックでした。
事故で止まってたのがストレステストなしで動くって
何さ。「地元の意見は聴かなくてよい事例」って
何だそりゃ!!

知事とか政治家とか総理大臣とかリコールする方法を
勉強しないとダメかも、と思います。私たちが知らない
だけでほんとはもっと私たちがNOって言える方法は
あるんじゃないかなぁ。

なめんなよ!!

お互い元気にがんばりましょう!!

長くなってゴメンね!このテーマ、返事も大変だと思う
から無理しなくていいよ!気持ちはわかってるから!

スペインから応援してます!

ゆき坊 さんのコメント...

のもこさんへ

こちらこそ、書き込みづらい内容だけにコメントありがたく嬉しかったよ^^。

本当、今回の事で、目が覚めたというか自分をとりまく環境、
政治とか、メディアとか含めて色々また勉強させてもらえたと思った。
結局は自分の健康や生活、食事にダイレクトに関係してくる問題なのに、
無関心すぎたんだよね。
歴史的にもたくさんの事例があって、
デモおこしたり問題定義しながら戦ってる人はいた。
ただ、それを知る事ができてなかったり、ちゃんと自分にも起こりうる問題だとして受け止めてなかった気がする。
そうした先人の中には、戦っても声を上げても結局変わらない。
変えられない事に心が折れた人もたくさんいたんだって事も知った。
そしてこの原発事故。
反省があるならまだしも、玄海原発の再稼働の仕方とっても
まったく国民の声は聞こえてないんだよね。。

たくさんの事を国民投票で決めていってほしいと心から思うよ。
目先の金や利権の為に、犠牲にしているのは母なる大地と青い地球。そして未来をつくっていく子供達の健康や命。
地球規模で見てもヤバイけど、それにしても今の日本は本当にヤバイとマジで思います。
だけどあきらめないで、今の自分に出来る事を!
その一つが声をあげる事、知ってもらう事、でもあるのだと思って正直な気持ちを書いていこうと思った。

国民の危機意識が低いのも問題だと思う。
のほほんと心地良い生活をやってく為にも、今は声をあげ疑問を持ち、時には戦わねばならないんではないかな?と思うんだけども。

ありがとね!
共感してくれる人がいると嬉しいよ。
本当、「なめんなよ!」だよね^^!