村の小さな神社があるとの情報を聞いたので早速家族でお参りに。
誰もいない小さな神社は、そのうちうちの子が通うであろう学校のすぐそばにひっそりとたたずんでいた。


お賽銭して「今年からここの村民になります。どうぞどうぞよろしく御願いします」と、
神様にご挨拶しておいた。
すぐ横には、もしかして今年から通う事になるかもしれない息子の保育園があった。
自然豊かな山の麓。
なかなかいい感じの保育園で、ここへ息子が通う姿や送り迎えする自分達を妄想して胸がキュンキュンした。
その後はドライブして、ちょっとミーハー気分で初売りなんぞ見にいってみる。
田舎なのでどこの店もほとんどお休みな中、遠路はるばる行ったジャスコでひやかし三昧。
・・・な、ハズが!
ジャスコ内で発見した手芸屋さんで、アドレナリンが吹き出る事になる。
なにやら直径25センチくらいのカゴに、乗った分の毛糸(@ワゴン内)が1000円なのだという。(旦那が見つけた!)
見て見ると自分が使わないであろう細い毛糸やアクリル毛糸に混じってウール100のなかなかいい感じの
毛糸玉もある。
うひょー♪これはやるでしょ!ってなワケで、色々物色したものをカゴにのせるのせるw。。。
几帳面なA型な旦那さんがおおざっぱな私に変わり、試行錯誤でのっけてのっけて合計21個の毛糸玉をゲッチュ♪(ワーイワーイ)
ついでに厚手のフリース生地やモコモコのボアカットクロス、かわいい柄やリネンのハギレも格安だったので
合わせて購入!(ワーイワーイワーイ♪♪)
ボアカットとフリースは合わせて巻きスカートみたいなのを作ろう。
そしたら古民家の冬も乗り切れそう♪
編み物はまだまだ初心者なので、練習しながら自分が使える冬グッズを作れるようになりたい。
帽子マフラー手袋靴下などなど。。
ご満悦で帰宅して、夕飯は手巻き寿司。
豪華なネタは一切ないのだけれど、個人的には甘辛く煮た挽肉と、パクチーを挟んで巻いたのがヒットだった。
っつーか、ツナマヨ巻にも卵巻にもなんもかんも、パクチー入れるとおいしかった。
きっと私はパクチーが好きなのだ。
夜にはみんなで恒例の温泉へ。
「お年賀です。おひとりさまひとつづつお持ち帰り下さい」と、下駄箱んとこにじゃがいもが入った袋がいっぱいあった。
風呂上がりにありがたく戴く。一袋に7,8個は入っているかな。
3人分もらったら、すごい量になった。
標高1000メートル以上のところのスキー場の場所で、従業員さん達が作ったお芋なんだそうな。
近々コロッケでも作ろうかと思う。
あ、ちなみに、おせちらしいおせちはたいした作れず、朝起きてお雑煮と、だし巻き卵と甘酒だけを作った。(黒豆は前日に煮といた)

質素な正月料理を堪能していたら、集落に住む子供達が獅子舞持ってやってきたので驚いた!
直前にお隣の奥さんに聞いて、オタオタしてる間に子供達は室内に侵入w!!!
部屋で獅子舞が踊り、子供達が歌を歌う。
心ばかりのお年玉を渡し、その中の男の子が言った「頭かじってもらうと頭良くなるんだよ」の言葉にのっかって、
怖がる息子を羽交い締めにして噛んでもらう(息子よゴメン(笑))。
で、「私達も頭良くなりたいから噛んでもらえないか」と食らいつき、夫婦とももっちまで噛んでもらった(バカ)。
子供達は「おもしろいーw」とか、「犬かわいいー」なんて言いながら手を振り帰っていった。
「今年からここに引っ越してくるのでよろしくね!この子とも遊んでやってー」って御願いしておいた。
なんだか突然でビックリしたけど、心あたたまる素敵な行事だった。
年齢の違う子供達が、みんなで一緒に歌うたいながら、集落をまわるんだそうな。
そして、その子達が大人になったら今度は自分の子供がまわるのかな。
都会に引っ越したら、子供の頃にやったこんな行事を懐かしく思い出すのだろう。
うちの息子も来年にはやるのかな。やるんだろうな。
そう考えたらまた胸がキュンキュンして困ってしまった。
寒い雪国田舎ライフだけれど、なんだかどんどんここが好きになってる。
買い物も遠かったり不便はいっぱいあるけれど、なんだかそれすらも愛おしくなってきてる。
すぐ近くにあるのはお店でもなくコンビニでもなくて、山とか空とか、みどりだったり雪景色だったり。
そっちのほうに、自分の心や求めてる物がシフトしてきたという事だろう。
今日も風呂上がりに見た星空がすごくキレイだった。
都会では見えない星の数が空一面に広がって、オリオン座なんか大きくて、なんだか自分の上に迫ってきて
落っこちてきそうな程だ。
あまりの美しさに車を止めて、窓あけてキンキンに冷えた空に顔向けて、白い息吐きながらしばし見とれてしまっていたりする。
新しい年はどんな年になるだろう。
笑顔で心穏やかに暮らしていきたいな。
皆様にとってもこの1年が、平和で笑顔にあふれる年になりますように。
ちっぽけな村から、世界の、地球の、みんなの幸せを願うお正月だったのでした。