2008年2月12日火曜日

友人との時間、そして1羽のヒヨドリとの出会い。

2月5日(火)

今日はSちゃんが家に遊びに来る日。
Sちゃんは以前から我が家を見てみたいっ!と興味をもってくれてたようなので
その気持ちをがっかりさせないようにと掃除をする。
でも、あまり気合いをいれて掃除をするのは好きぢゃない。
人が来るからと掃除をするのは一番手っ取り早く家がきれいなるような気がするから
こんな機会をもうけるのはとても良い事だし好き。
でも、それが大変に思えたりするのはイヤだし、なによりも気をつかわず
なるべくいつもの家を見てほしいとも思う。
ゴミが舞ってる時もあるかもしれないし、片付いていない日なんかがあっても良い。
一番の理想はこの次来た時や続けてきてもらった時に、「あ。ここが前とかわった」とか
「今日はきれいにしたんだな」とか、「今日は面倒で横着したのだな」とか、
そんなのも感じてもらえるような付き合い。
Sちゃんは、「なんなら私家の掃除しますから」や「洗濯しますよ」とも言ってくれていたが
きっとそのうち本当にそんな風になる日もくるだろう(笑)。←ジブンデヤリマスガ。
毎回わざとらしいキレイさを保つのは疲れるし、ある程度の生活観があったほうが
来てる人も和む・・というか、ゆるむという感じが私はするのだけれど、どうなんだろう?

Sちゃんとはおいしいたこ焼きを食べてから家までトコトコ歩いてきた。
お天気もいいので絶好の散歩日和。
手作りしてきてくれた塩キャラメルのケーキはおいしいし、買ってきてくれたメロンパンも最高においしい♪
作業を色々手伝ってもらいながら、私は先日失敗こいてしまったロハススタジオ用のせっけんの仕込み。
なぜ失敗したのかを事前に調べてレシピ立てをしておいたので、今回はサクっといい感じに仕上がった。
前回作ったせっけんも悪くはないのだけれど、ネーミングと色が一致しなかった。
このせっけんの行く先やリサイクル方法を考え中。・・と言うか、
実はもぅこのような石鹸の活用先は考えてある。
そのうちとあるプロジェクトを立ち上げたいと考えているのだ。
プロジェクトなんていうと堅苦しいのだけれど、簡単な部活動みたいなもの。
そのうちこのブログや彼のサイトやミクシィや、らぢおなんかでも発表する日が来るかと思うのだけれど
楽しい事をちょっとみんなでやってみるとか、興味をもってもらう。それが目的。
販売するにはちょっと香りが少なくなって出せなくなってしまった石鹸だとか、試作でつくったものとか、
端っこのせっけんとか。そんな石鹸たちにも今年はどんどん活躍してもらおうかと思っている。

さて、Sちゃんは細かい面倒な地味な作業まで手伝ってくれて、すごく助かっちゃいました。
ナイス助手!(お疲れちゃまでした。ありがとう、またお願いしまーす♪)
作業しながらいろんなトークをしたのだけれど、なんだかすごく楽しかったな☆
Sちゃんはふんわりしているけれど、芯がしっかりしていて「自分はこうありたい」という
気持ちのモチベーションが高いような気がする。
時代にながされたりしないで、自分の思う「子育て」にどっぷりとひたってほしいと思う。
そしてその方向性の感覚はとても自分に似ている様な気がした。

そして夜。
Sちゃんを駅まで彼と送りにいった後の帰り道で、なんと怪我した鳥と遭遇。
川原の道を走行中、頭上で「ギャーキャー!!!」という悲鳴が聞こえたあとに
偶然にも我々の眼の前に偶然ボトっと落っこちてきたのだ。
猫にでも襲われたのか定かではないのだけれど、片方の羽がもがれて飛べずにばたばたもがいてて、
河川敷の崖から落ちて、水につかってびちゃびちゃもがいてしまった。
たまらず彼は崖をくだり川に手をつっこんで鳥を救出した。
よかったー!よかったーー!おまえ死んじゃうよーーーー(泣)と、わずか一瞬の出来事に
胸がドキドキして震えがとまらなかった。
彼のコートの中でうずくまっている鳥さん。
でも、もぅ夜で病院もホームセンターもやってないし。。。
とりあえず二手にわかれて彼は家へ、私はなんとか駅前で買い物をしてくることに。
3件くらいはしごして、やっと鳥かごとえさを購入して帰った。
息をするのも忘れて全速力で帰った。鳥さん、大丈夫かな?!生きてて!お願い!!!

鳥さんは無事だったけれど、小屋にいれる時、部屋で逃げ回って大変だった。
飛べないのに飛ぼうとして、いろんな隅っこに隠れようとする。
とにかく安心できる場所にはいってもらおうと私も彼も必死。
でも、怖がらせたくないので慎重に。
2人してうつぶせ状態になって、「怖くないよー」「大丈夫だよー」などと
やさしくやさしく声をかける。これが精一杯。
私はなれてないのもあって捕まえようとするもビクビクこわさが先行してしまう。
野生だし、向こうも怖がってギャーギャー鳴いて、必死で抵抗してくちばしでつっついてくる。
そりゃそうだ。さっきは猫に襲われて、今度はもっと大きい得たいのしれないものが
自分を捕らえようとしているのだもの。きっとハンパない恐怖感だろう。
そんなこんなでやっとこ彼が捕獲して、新聞をしいた籠に入れて落ち着いた。
安心できるようにタオルで小屋を暗くして、水とえさを入れといた。
何を食べるかわからなかったので、ネットで調べたわかる範囲のものと買ってきたえさを入れといた。
私も彼も、ぐったりと疲れたのだけれど、とにかく鳥さん、無事に治ると良いな。
大丈夫か時々覗いたりしながらほとんど眠れないまま朝になった。
なんだか濃ゆい1日。


2月6日(水)

朝、ひよどりはなんとか元気なようだ。
りんごをあげたらものすごく食べている。ヨシヨシ。食べれるものを、今はとにかく食べてください。
心配する彼をなんとか見送り、本当は友人と約束していたのだけど、やはり鳥が気になっていたので
予定を明日に変更してもらい、とりあえず元気なようだったのでたまっている仕事をしながら
1日様子を見ている事に。
ももっちはなぜだか興奮状態で猫にまたたび状態でずーっとヒンヒン鳴き続けてる。
猟犬の血が騒ぐのだろうか。怒っても怒っても鳥への執着心が異常にすごい。
鳥小屋は高いところにあるのだけれど、そこへ向かってヒンヒンずっとほえ続けてる。
部屋を変えてもダメ。
普段はまったく吠えないし鳴かないしおとなしいのに、こういうももっちをみているのもなんだか辛い。
鳥は元気なようだったけど、狭い小屋の中をバンバン!と音をたてながら時々飛びまわってる。
狭くてかわいそうにも思えるし、でも、時々はクチをあけて、ポッカ~ンとした表情でピヨピヨと鳴く。
鳴くとかわいいな。なんて言っているのだろう。。
それにしても、1日中興奮状態で心臓バクバクいわせながら理性を取り乱しているももっち。
お願いだから早く慣れてくれと、私は何度も何度も、時には叩いたりしながら大声でしかりつけた。
鳥さんは怖がるから、安静にしててあげたい。
すると、どうしてもももっちを怒ってしまうのだけど、考えてみるとももっちは何も悪くはないのだ。
どうしたらいいのかわからないのは、鳥も私たちも、ももっちも一緒。
・・・・・本当にどうしたら良いのだろう。

生徒さんへの連絡メール、問い合わせへの返答、
発注した業者に入金&納品を早めてもらうよう連絡。
その他雑用をすませてぐったり。
返事をしなくてはいけないメールの多さに胸焼けがしそう。
そして、軽く育児ノイローゼの様な1日が終わる。


2月7日(木)

午前中、とある作業をしにレッツら・ドン☆
なんとかサクっとおわらせ友人に助っ人を頼む。
車があると助かるなぁぁ。(ありがとーーーー☆)
久しぶりのIさんは子供が8ヶ月。
玉のような男の子だ。
かわいくって抱っこさせてもらったり、頭皮やほっぺのにおいをクンクン嗅いだりした。
ずっと会おう会おうと言っていて、やっと今日それが実現した。
私はやる事、やりたい事、雑用、友人や知人との約束や連絡が多いのでなかなか
思うように約束ができなかったりするのだけれど、そんな私でも気にしてて
会える日をまってて合わせてくれた。
こういう人とでないと今の自分は続かない。
今度は家に来てもらって、つもる話に花がさいた。
色々心配しててくれてありがとうー。
妊婦さん時代の話や出産秘話、それに産まれてからの体の事などなど
まだ未体験なゆき坊は知るよしもない興味深い話を色々教えてもらった。(めっちゃおもすれー)
そして、私は今、元気にしてます。大丈夫だよ、そう話してあっという間に時間がすぎる。
Iさんにはおいしいお土産もいただいてしまいました。ありがとうー♪

夕方帰宅した彼と、ひよどりさんを病院へ連れて行くことになり、自転車でレッツら・ドン☆
ネットで調べた住所をさがしさまようけれど、なかなか見つからない。。
そして診察時刻の終了がタイムリミットで迫るので焦って探した。
なんとか見つけてみてもらう。
とりあえず、鳥さんがまた家に戻って飼える状態であるのかどうかを調べてもらう為
入院する事になった。
鳥専門の病院なので適切に対処してもらったが、先生に色々言われた言葉に感情的になって
ついつい泣いてしまった。
生き物に対する考え、どうするのかがいいのかって問題は実に難しい。
先生はきっといろんなケースを見てきたのだろう。
このひよどり(水でおぼれてたのを救出したので「みずちゃん」と命名)
を救った事で考えさせられる事はやまほど増えた。けど、それは決して悪い事ではなくて
このような経験なくしては、きっとここまで真剣に野生の生き物について考えてみる事もなかったであろう事。
私たちは、遊び半分に、いたずら半分に鳥の命を救ったワケではない。
でも、そうした現実にぶち当たってから、初めて色々考えたり選択していかねばならない事がたくさんある。
ももっちがこんなに興奮状態になるなんて事も予想外だったし、
実際キレイ事ではすまない現実がそこには待ち受けていた。

それでも今、みずちゃんには、とにかく時間がかかってもまた羽がいつか生えて
飛べる日が来るようにと祈るばかりだ。
でも、もしも骨が折れてたり頭を打ってたり、ほかの外傷があればそれも難しいんだそうだ。
そうしたら、その時はどうするのか。
家の中で育てるのか、だったらももっちはどうするのか。
家の外で飼うのか。だとしたら、外敵から身を守ってみずちゃんらしく生きるにはどのように
したら良いのか。
短い期間ならまだしも、長期にわたっての飼育だったら、どんな風に生きてもらうのが良いのか。
命に小さいも多きいもない。
人間のものさしだけで考えたくはないから、とにかく彼と相談しながら
1番いいと思われる選択をしていかねばならない。
これからの生活。
みずちゃんがんばれ!そして、ももっちも、私たちも、がんばって良い方向へ!!!









4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先日はありがとうございました!
なんだか変なプレッシャーを与えてしまいましたか?すみません^^;
ゆき坊さんのおウチで過ごした時間、とっても楽しかったです。
今度は洗濯しにいこうかな~ 
なんだか全てが楽しく思えそうなおウチでした♪
石鹸のリサイクル方法もどんな風になるのか楽しみにしてまーす^0^
ニューメンバーみずちゃんも加わって賑やかなおウチになりましたね。ももっちが早く慣れてくれることを祈っています^^;

匿名 さんのコメント...

うーん、ムズかしい問題ですね。
私が思ったことをそのままコメントします。

野鳥は一度でも人間の世話になったら自然には戻れないという話を聞いたこともありますし、弱肉強食の自然界では弱いものが死を迎えるのは当たり前だということも分かります。
また助けようと思うのは、人間のエゴだという考えもあるでしょう。
でも目の前で息も絶え絶えの命があったら、助けたいと思うのもすごく当たり前で。
たぶん私も助けたと思うから、そのへんの葛藤でいろいろ考えたり悩んだりしてるのかなと推測しています。
(違ってたらごめんなさい)


助けたことが幸せだったのか不幸なことだったのかは、当の本人(本鳥?)しかわからないことだし、現段階では誰にもわからないことだと思うので、私は今はただみずちゃんの回復だけをお祈りします。
(非力でごめんなさい)
早くよくなりますよーに。

そして突然みずちゃんがやって来てビックリしているであろうももっちさんもそろそろ慣れましたか?
仲良くなれますよーに。

そしてみんなみんな幸せになれますよーに。

ゆき坊 さんのコメント...

しおたんへ

あはは♪プレッシャーぢゃーないんだけれど、「キレイにしたい」でも、「人が来た時だけの変なきれいさではイヤ」と言った
天邪鬼特有のへんてこりんな感情がヤンヤヤンヤいってたのです(笑)。
とても楽しい時間でした☆
手伝ってくれて本当に助かっちゃいました♪
あのへんの作業にまでなかなか手がまわらなかったりするのですよん。
みずちゃんは、今はまだ病院です。
どうなるのかわかりませんが、またぜひ遊びにきてね♪


himeさまへ←(さまにしてみました)

そう。そうなのです。ほんとーーーにそうだったのです。
命について、また生態系についてとか色々考えさせられました。
でも、目の前でもがいている命があって、私たちは勝手に体がうごいてしまった。
それはたぶんどっちが良かったとかいう正解や答えはないけれど、きっとまたそんな命に出会ったときには助けてしまうと思うし助けてあげたいとも思うのです。
ま、今は病院で様子を見てもらっています。(今日面会に行ってこようかと思ってます♪)
ももっちは今は平和だけれど、これからどうなるんでしょうかね。。
難しい問題だけれど、こうして考えたり悩んだりして自分なりの答えをだして行くことがいいかと。生き物に対して誠実な気持ちでこれからも接していけたらと思います♪
ありがとー♪

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
かなり前になりますが私も羽を骨折した野鳥のヒナを自宅ベランダで見つけて保護したことがあります。(南行徳だったか忘れましたが)野鳥の楽園というところの病院に預けて、その後、その子は無事に空へ戻っていきました。
みずちゃんも元気に空に戻れるといいですね。
ワンコちゃん、新人さんが入ってきたからヤキモチ焼いちゃったのかもしれませんね。
では、失礼しました・・。