2016年1月18日月曜日

ようやく雪が積もった。そして私の心の雪はじっくりと。

17日(日)


アリオの日曜コース。
いつもの生徒さんたちと遅ればせながらの「あけましておめでとうございますーー」の
ご挨拶をかわし、雑談に花咲かせながらのぐるぐる石鹸タイム。
赤ワインせっけんの、作っていく途中の色の変化を楽しんだ。

お土産のローズヒップのクリームはなかなかの好感触。
目が腫れた事からの苦肉の策で、アンチエイジングのコスメに今何気に
興味深々なのですと告げる。
「やだ~先生まだ若いのにぃ~」なんて言いながら、アレルギーやかぶれなどの
話にも花が咲く。
これが、今までレッスンを長年やってきた私の楽しみでもあり、財産だ。
自分を成長させてもらえる「種」なのだと思う。
これまでのレッスンで出会ってきた方の数は数知れず。
肌の悩みや頭皮の悩み、体調不良、関心のあるコスメ。
私だけでは知りえなかった情報 を、たくさんの方から聞いた。
そして、その症状と向き合い調べたりレシピを考えたりしながら、やってきた。
それが私の知識となり、経験となり、技術につながっているのかも、と、
改めてたくさんの感謝の気持ちが湧きだしてくる。

石鹸を型入れしてから、来季のレッスンについて、どんなコースにするかを
相談する。
「ここに来て、先生とおしゃべりするのが月1の楽しみだから、レシピは
どれでもおまかせします」とおっしゃってくださった。目から水がでそうだった。

さよならしてからカルチャー担当のTさんとそのまま打ち合わせ。
生徒さんの言葉のおかげで自信をもって、来季も私らしいメニューでいく事にした。
私らしいメニュー、というのは、「基本の物」の繰り返しの事。
「教室」という事で新しいものを試作し作り続けていくのが楽しかった時期ももちろん
あったけど、結局新しいものを産みだす為に、むりやり新しい素材をつかって
それを提供しつづける事が、今の自分には不自然になった。
「教室の為のレシピ」ではなく、「基本の、1年間を通した暮らしの中に必要な、物づくり」。

Tさんはそれをよく理解し了解してくださった。
「先生はそれでいいと思うよ」って、言ってくださった。ありがたい。
基本の変わらない、それでいてその時の調子に合わせてカスタマイズして
いけるような、楽しめるレシピを提案していきたいと思います。

打ち合わせも終わって待ってた家族と合流。
2人とも何やら汗だくでグッタリとしている。
アリオでお買い物を楽しんでいるファミリーとは明らかに違う雰囲気を出しまくっていた。
聞けば、私と別れて早々外へ行き、いろいろ歩きまわったあげくに
上田城の横の坂になってるところでサッカーボールで遊んでたんだそうな。

忍者ごっこをしてマジで疲れただとかで、ついさっきやっとアリオに戻って
昼ごはんを食べたらしい。
横の美術館では「真田丸」のイベント?何かをやってたらしく、人の数がすごかったのだそう。

おなかがすきすぎたので、フードコートでうどんを頼み、やっと食事にありつけた。
でも、たくさんの事をやり終えてもぅ疲れてしまった2人が、ただただ私が食べ終わるのを待っている。
息子にも急かされて、とにかく早くすべてを胃袋の中に収めたという感じ。
ちっとも食べた気がしないけど、混んでて落ち着かないのでアリオを後にする。

100均で買い物があったのでジャスコへ寄り道。
たけしくんと子供がマジックショーを見ている間に急いで買い物を済ませて戻る。
週末のスキー教室に必要なゴーグルを買ってやろうと思ったのに、
品切れでもぅないとのこと。残念だし、どうしよう。
金曜までに、なんとか用意をしなくては。

帰宅して、大事な電話を2件。
いろいろ、いろいろ。いろいろだった。
双方、完全なる食い違い。
誤解を招いた自分の発言を後悔しつつ、それでもすべてがわかって合点がいった。
それゆえの、あの、感じだったのだ。
でも、わかって良かったし、私も膨らんで割れそうになった風船のような気持ちで
自分の思いを伝えたつもり。

夕飯は焼きそば。
深い海に沈んだみたいな気持ちで、眠りについた。


18日(月)

ちっとも眠れない。こーふん状態。
布団にいるのが苦痛で下に降りてきたけど、寒すぎてこたつに入る。
除雪車の音が何度も聞こえたので、たぶん雪が積もってるんだろう。
ネットをやろうかとか、日記を書こうかとか思ったけど、やる気にならない。
そしてのどがかわいているのに何も飲みたくないし、
おなかがすいたのに、何も食べたくないのでそのままこたつで寝る。

起きてやっとカーテンをあけたら一面真っ白。やっと積もった。
今年は暖冬でずっと雪がなくて、楽だけど、これでいいのかとソワソワしてたので
妙に落ち着く。
学校へ向かう息子は長靴の意味がないくらい雪に埋もれながらバス停へ
向かっていった。

日中は今日は、仕込み。
石鹸部屋へ材料や道具を取りにいきながら。
定規ひとつだけを取りに行って戻ってきたり、泡だて器だけを取りに行って戻ったり、
ものすごくゆっくりな速度で、なんどもなんども行ったり来たりした。
その速度と動作を繰り返す事で、失われた何かを取り戻すような。儀式のような。

注文のあったシャンプーとコンディショナーを作り、ラベルを作ったり貼ったりをする。
窓越しに雪かきしているたけしくんが見える。

たけしくんはホームランを打った大リーガーみたいな派手なフォームで
かなりの長い間雪かきをしている。

昼ごはんは簡単おじやをたけしくんが作ってくれた。
雪が積もったのがうれしくて、息子を喜ばす為に大きな坂を作ろうとおもったけれど
カマクラにするかまよっているらしい。
2年前の大雪の時もそうだったけど、普通は敷地内の雪を道路に出すのがセオリーなのに、
たけしくんは敷地外の雪を今年も敷地内に逆輸入している。(大リーガー)

帰宅した息子と外へ飛び出すたけしくん。
さっきまで具合悪いって寝てたのに、今はもぅ、子供のように遊んでいる。
坂の上から仰向けで頭からさかさまにすべってきて笑う息子や
猫をソリに乗せてすべらせてる2人(3人?)を見てたら、プチモヤをひきづってる自分が
バカバカしくなってきてしまう。
そんなわけで、なにもかも、全部投げ捨て2人に合流。







あー楽しかった。
でも付き合ってられないので家に戻って夕飯づくり。
夕飯は、玄米ごはん、ぶり大根、人参のしりしり、ホウレンソウのおひたし(じゃこのっけ)、
豆腐と油揚げとわかめ、しめじの味噌汁、たくあん(頂き物)、以上。
久しぶりに玄米を食べたけど、甘くて本当においしかった。
ぶり大根も、ぶりのいい油が大根にしみしみで旨い。
人参、ホウレンソウ、たくあんは狙ってなかったのに信号機みたいな色合いになり
見た目にもおいしかった。
玄米は、いい。
自分のなかの自分がちゃんとなるような気がする。

明日はもっといいペースで手仕事がんばろう。









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